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土岐市・多治見市・瑞浪市

美濃焼(みのやき)

~「瀬戸黒」「黄瀬戸」「志野」「織部」といった優品の産地~

美濃焼
管理番号/gifu伝統00208

とことん焼き物を追求できる環境が、芸術や産業発展の源

美濃焼(宝)
管理番号/gifu伝統00210
 粘土などの原料、窯を焚くための燃料が豊富な多治見市・土岐市・瑞浪市で生産される焼きものを総じて「美濃焼」という。
 5世紀ごろに朝鮮半島から日本に入ってきた須恵器の技術が7世紀ごろに美濃に伝わり、13世紀の鎌倉時代には、古瀬戸と言われる陶器が多治見市で焼かれ始めた。16~17世紀にかけての安土桃山時代には、独創的な釉薬の開発によって芸術性がより高まり、美濃焼を代表する「瀬戸黒」「黄瀬戸」「志野」「織部」といった優品が生み出された。その際、織田 信長の保護によって、千 利休や古田 織部ら茶人好みの名陶が、この地で生み出されている。
 磁器の起源は江戸後期。瀬戸の加藤 民吉氏が唐津で磁器の製造方法を学んで美濃へ伝えたという説や、多治見の陶工・加藤 正兵衛氏らが磁器の製造に成功したとも言われる。
 そんな長い歴史を持つ美濃焼だが、大量生産できる窯業として成立したのは昭和5(1930)年のこと。以降、陶磁器・タイル・セラミックなどを含め、美濃焼の食器の生産量は全国シェアの50%以上、和食器に至っては90%を誇る一大地場産業へと発展を遂げたのである。

伝統・技術を守りながら進化する陶磁器・タイル・セラミック

 最近では、「岐阜県セラミックス研究所」が開発したリサイクル食器「Re-食器」(岐阜県飛騨・美濃すぐれもの認定商品/エコマーク認定商品/グッドデザイン賞受賞)が話題。不用になった陶器を回収して粉砕し、原料に20%配合したエコロジーな陶器である。割れたら捨てるしかなかった陶磁器に、新たな使い道が生まれたのである。
 好きな陶磁器を探す楽しさ、手ごろな値段で買えるという魅力も産地ならでは。質が高く、さまざまなデザインの陶磁器がお手頃な価格で、時には市価よりも安く買える。ギャラリーや窯元直営のショップを巡るのも一興だ。
 作陶に興味があるなら、体験がおすすめ。工房や窯元の中には、本格的なろくろ体験や簡単な絵付け体験ができる所もある。「水分を含んだ土をぎゅっと握りしめると脳内快感物質が出るという研究結果が発表がされたこともあるんですよ。」と、「岐阜県現代陶芸美術館」の榎本館長。観る楽しみ、作る喜びを体感してみてはどうだろうか。

 

美濃焼

▲志野茶碗

美濃焼

▲織部手付鉢

 

美濃焼

▲白磁の上絵つぼ

美濃焼

▲瀬戸黒茶碗

 

美濃焼

▲黄瀬戸皿

美濃焼
管理番号/gifu伝統00206

▲モザイクタイル

 

美濃焼

▲土岐市下石のキャラクター「とっくりとっくん」

美濃焼
管理番号/gifu伝統00207

▲幸兵衛窯では、人間国宝・加藤卓男氏の
 ラスター彩のほか、歴代・加藤 幸兵衛氏
 の作品なども展示。






DATA
所在地 多治見市・土岐市・瑞浪市     
問い合わせ 多治見市 産業観光課
多治見市日ノ出町2-15
TEL/0572-22-1111
http://www.city.tajimi.lg.jp

土岐市 産業振興課
土岐市土岐津町土岐口2101
TEL/0572-54-1111
http://www.city.toki.lg.jp/

瑞浪市 商工課
瑞浪市上平町1-1
TEL/0572-68-2111
http://www.city.mizunami.gifu.jp/

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