水がいい!真心が嬉しい…ぎふグルメを味わう!
1.舌にとろける至福の味 飛騨牛
ぎふグルメの王者に君臨するのは、全国的な知名度も高い飛騨牛。飛騨地方の大自然と涼しい気候が育てたきめの細かい霜降り肉は、余分な脂がなく、上品な食感が人気です。ステーキ、焼き肉、しゃぶしゃぶなど、シンプルな料理で肉の旨さを味わってください。また、宿の朝食の定番メニューといってもいい朴葉味噌は、飛騨地方の郷土料理。殺菌作用があるという朴葉に味噌と具材をのせてあぶると、朴葉と味噌の香りが漂い、それだけでご飯が欲しくなるほどです。他におかずがなくても、ご飯が何杯でも進んでしまいますよ。
2.香りが自慢!岐阜の清流が育む鮎
清流だけに生息する鮎を使った料理は、ぎふグルメを象徴する逸品です。中でも、長良川上流で獲れる「郡上鮎」は霊峰白山から流れ出る清らかな水に育ち、その急峻な流れに揉まれることから、身は締まり、味・香りともに別格と言えます。
川に設けられた”やな(簗)”を眺めながらいただく鮎はひとしお風情が感じられることでしょう。
夏には脂がのり香り高い若鮎、秋には卵のプチプチとした食感が心地よい子持ち鮎を楽しむことができます。
お土産には真空パックされた「鮎の甘露煮」が人気アイテムです。じっくりと炊き上げられ、骨まで食べられる甘辛い味わいはご飯のお供にも、お酒のおつまみにも相性抜群です。
3.名水と屈指の軟水に育まれた酒蔵巡り
およそ50の蔵元がこだわりの酒造りを競い合う、酒どころ・岐阜。なかでも、江戸末期から明治の初めには140ほどの造り酒屋があったという高山は、飛騨山脈を源流とする清冽な水と、良質な米、そして冬場の寒冷な気候が、酒造りに大変適した土地柄です。高山の古い町並の周辺には、現在でも7軒ほどの蔵元が残っています。高山の町を散策しながら、軒先に杉玉をかかげた酒蔵を見つけたら、それは「新酒ができました」というお知らせ。遠慮せずに試飲させていただき、蔵元ごとに異なる個性の地酒を思うまま堪能してはいかがでしょうか。