【秋の西美濃 グルメ旅】1泊2日コース
ダムカレー・ぼたん鍋・薬膳料理に舌鼓、天空の遊歩道と温泉で心と身体に癒しを。

- 所要時間
- 1泊2日
- 交通手段
- 車・徒歩
高速道路利用の場合は、大垣ICから大垣市内まで約15分です。
旅の達人 松尾芭蕉ゆかりの地で ちょっとブレイクコーヒータイム
奥の細道むすびの地 オリジナルコーヒーと和パフェで旅の安全を祈願!
勾配のある山間部を運転して徳山ダムに向かう前に、まずは大垣市内でブレイクタイム。
今回は、市内の有名観光スポット「奥の細道むすびの地記念館」にほど近いカフェを利用しました。
旅の達人 松尾芭蕉のパワーを借りに、長旅の安全祈願も兼ねたコーヒータイム!
店内はテーブル席のほか、テラス席もあります。本日はお天気も良いので、テラス席としましょう。
このお店のオリジナルコーヒーである「舟町ブレンド」と、盛りつけの可愛い「和・ぱふぇ」を楽しみつつ、秋のさわやかな風を感じる私です。
11時以降は、簡単なランチメニューも提供があるので、嬉しいお店ですね!

徳山ダム
雄大な自然と日本最大級のダムが眼前に!
岐阜県内北西部に所在する、日本最大級のダムです。
日本最大級の貯水容量を誇りながらも、その告知宣伝はともすると控えめ。しかし、大きくて静かなダムを目の前にすると、自然の雄大さとともに、ダムを造りあげた技術の粋に、しばし心を奪われます。

昼食はダムカレー!
ダムと言えば、これです
日本各地のダム近くのレストランでは、そのメニューに“ダムカレー”を多くみかけます。
ダムカレーとは、ダムをモチーフにしたカレーです。堰堤をご飯で、貯水池をカレールーで表現しています。
もちろん、ここ徳山ダムにも、ダムカレーはあります! 今回は、徳山ダムにほど近いレストランで、ダムカレーをいただくことにしました。
では、水(カレールー)を堰堤から豪快に放流開始!

両界山・横蔵寺
「美濃の正倉院」とも呼ばれる寺で、約200年前に即身成仏したという妙心法師のミイラがあることでも有名です。風格ある建物と鮮やかな紅葉のコントラストは、ため息が出るほどの美しさです。

谷汲山・華厳寺
そうだ華厳寺、行こう!
「西国三十三所 観音巡礼」のゴールが、ここ谷汲山・華厳寺です。
寺の草創は桓武天皇の時代、その後、醍醐天皇は「谷汲山」の山号と「華厳寺」の扁額を下賜、さらに、朱雀天皇は鎮護国家の道場として勅願寺にお定めになる等、その歴史と紅葉は、京都に勝るとも劣らないスポットです。

「料理旅館・松本屋」で、夕食は「ぼたん鍋」に舌鼓!
明治元年創業 !華厳寺参道の唯一のお宿「松本屋」で宿泊
ご存じのとおり、ぼたん鍋=いのしし鍋、のことですね。
いのししの肉は、たんぱく質が豊富であるほか、他の肉類と比較しても脂質が少ないという特徴もあり、低カロリーで有名です。晩秋の夜は、ぐつぐつと煮える鍋の音を耳にしながら、心も身体もほっこりすること間違いなし!
華厳寺の門前(参道)にある、「料理旅館・松本屋」で、ぼたん鍋をいただきます
※夕食メニューでの提供は11月15日以降となりますので、ご注意ください。
松本屋も含め、周辺には昼食メニューとしても提供している料理旅館複数ありますので、外せないスポットですね!

かすがモリモリ村リフレッシュ館
「薬草の里 春日」で織田信長の時代に思いをはせる
伊吹山の岐阜県側に位置する旧春日村は、昔から薬草が豊富に取れることで有名です。織田信長がポルトガル宣教師の教えにより、旧春日村を含む伊吹山に薬草園を開拓したことに始まると言われています。
この「かすがモリモリ村リフレッシュ館」では、春日の地の薬草の種類や効能について、隣接する「薬草園」での栽培の様子も含めて実地で学べるだけでなく、薬膳料理のレストランや薬草風呂、春日で栽培するお茶をはじめとするお土産も買い求めることができます。
織田信長の情熱に思いをはせつつ、温故知新なひと時を過ごす私です。
なお、施設名は「かすがモリモリ村」ではなく、「かすがモリモリ村リフレッシュ館」です。

併設のレストラン「なごみの森」で昼食を!
フランス仕込みのシェフが、採れたての薬草で腕をふるいます♪
フランスで修行してきたシェフが腕をふるっておもてなしをしているのが、レストラン「なごみの森」です。店頭に掲載の人気ランキングでは、「薬膳定食」、「薬膳ラーメン」、「薬膳から揚げ定食」、「薬膳カツカレー」、「薬膳冷麺」と、薬膳の料理が上位を占めています!
特に、薬膳定食は、地元の黒米、とれたての薬草、「春日のブランド野菜」地元名産の飛騨美濃伝統野菜を使用した、ここでしか味わえない定食です。(使用する野菜や薬草は季節などによって異なりますよ)。
また、前日までの要予約となりますが、シェフが厳選した食材を使用した「なごみ御膳」や「薬膳和洋フレンチ」もあります!
美味しい料理の勢ぞろいに、目うつりしてしまいますが、本日は「薬膳ラーメン」を堪能することにしました。ご飯は、黒米を選択しました!
『薬草を食事するのはちょっと苦手だなぁ』という方、ご安心ください! 定食、どんぶりものにはなりますが、いわゆる薬膳ではないメニューも多く用意していますよ。

さざれ石公園
君が代で知られる「苔むしたさざれ石」
国歌「君が代」に詠まれているさざれ石は、日本の七高山、伊吹山のふもとにあり、学名を石灰質角礫岩と言います。これは石灰石が長い年月の間に雨水で溶解され、そのとき生じた粘着力の強い乳状液(鍾乳石と同質)が次第に小石を凝固して、だんだん巨石となり、河川の浸食作用により地表に露出し、苔むしたものです。
平安の昔、文徳天皇の皇子である惟喬親王(木地師の祖神)に仕えた藤原朝臣石位左衛門が、木地椀の良材を求めて旧春日村に移り住みましたが、自然に凝結し、苔むして巨岩(巨巌)になっている珍しい石の状態を見て、「わが君は、千代に八千代に さざれ石の 巌なりて 苔のむすまで」と詠んだのが、この石であり、千代に栄えることを希った、めでたい石です。

天空の遊歩道 おしゃれなキッチンカーで、ブレイクタイム!
春日「上ヶ流 」でひとやすみ
旧春日村では、薬草とならび、お茶栽培も有名です。
この地では、「在来種」と言って、平安時代に中国からもたらされたお茶の木の種子が長い年月をかけて日本の風土に溶け込んだものを、品種改良せずに今にいたる、大変貴重な幻のお茶を栽培しています。
では茶畑を一望できる「天空の遊歩道」に向かいましょう。
”岐阜のマチュピチュ”と呼ばれる絶景に進む途中で、お洒落なキッチンカーを発見! ではここで、本日のブレイクタイムとしましょう!
豊富なドリンクメニューの中から、農薬不使用の春日緑茶でつくった「黒糖かすが茶ラテ」を選び、天空へと続く遊歩道をあがる身体に糖分を補給します!
そうそう、「上ヶ流」と書いて、”かみがれ”と読みますよ。

池田温泉
湯舟にざぶ~ん!
二日間のグルメ旅の〆は、温泉ですっきり、さっぱりと!
今回は、池田温泉で温泉三昧。
池田温泉のお湯は、”つるつる”とか”すべすべ”と言われています。その泉質は 「アルカリ性単純温泉」であり、美肌効果のみならず、刺激が少なく体にやさしい温泉です。
近傍には「道の駅 池田温泉」もあるので、買い物や食事も含め、界隈で楽しく過ごすことができますよ!




















