地元レポーター発!旅のコラム

薬草風呂で温まる!天空の茶畑と「かすがモリモリ村リフレッシュ館」

透 千保
透 千保
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岐阜県の最西端に位置する揖斐郡揖斐川町春日(かすが)。伊吹山の北麓にあたり、豊かな自然環境のもとで古くから薬草が栽培されてきました。

「かすがモリモリ村リフレッシュ館」では、薬草風呂や薬膳料理が楽しめる他、地元で採れた新鮮な野菜も手に入れることができます。

また、この施設の近くにある上ヶ流(かみがれ)地区では、標高約300メートルの山間でお茶が栽培されている「天空の茶畑」があり、県内外から多くの人が訪れます。

今年5月には、「はるひの案内所」もオープンして、薬草やお茶などの地域文化に触れることができるようになりました。静かな山間で身も心もリフレッシュしてみませんか。

天空の茶畑

まずは上ヶ流(かみがれ)地区にある「天空の茶畑」へ。南米ペルーのマチュピチュのような高山でお茶が栽培されていることから、「岐阜のマチュピチュ」と呼ばれ話題を集めています。


県道から山の中に続く細く曲がりくねった山道をどんどん上って行くと、視界が開け「上ヶ流茶園」へ。さらに看板を目印に上を目指します。

無料の駐車場に到着すると、地元のボランティアの方が、茶畑が見渡せる絶景スポットまでの行き方を案内してくれます。散策マップを受け取り、お礼として協力金をポストに入れました。ここで、杖代わりにストックを借りると便利です。


「天空の遊歩道」には、Aコース(なだらかな道)とBコース(近道・坂道)があるので、Aコースを選択。紅葉を楽しみながら歩くことができました。


ただ、急な階段もあるので、歩きやすい服装とウオーキングシューズは必須ですね。

遊歩道を約20分歩いて絶景ポイントへ。B地点とさらに上のA地点がありますが、B地点でも十分楽しめます。


眼下に広がる茶畑は美しく、登ったかいがありました。まさに「岐阜のマチュピチュ」!


遊歩道の入口には「ハートkoyaカフェ」もあり、スイーツやドリンクで一息つくことができます。


茶摘み体験も人気で、5月~10月まで楽しめるそうです。


駐車場前の売店ではお茶も販売されています。「天空の茶畑」で栽培された無農薬のお茶は、お土産にも喜ばれそうですね。


現在では、市場で3~4%しか流通していない在来種のお茶もありました。



整然と植えられている茶畑の中で、少しボコボコした形に植えられているのが在来種なのだそうです。


「天空の遊歩道」は、地元のボランティアの方々が企画・整備され、手作りで運営されているとのこと。そのおかげで、素晴らしい景色が楽しめることに感動です。


散策した後は、近くにある「かすがモリモリ村リフレッシュ館」のお風呂に入って疲れを癒やすのもいいですね。


◆天空の茶畑

住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合

TEL : 0585-22-2111(揖斐川町役場)




はるひの案内所

2024年5月にオープンした「はるひの案内所」は、春日観光案内所 兼 農林産物販売所。昔の村章をモチーフにしたデザインマークが目印で、春日の「地域のこし拠点」です。


「地域のこし」とは、先人が紡いできた薬草文化を誇りに思い、その魅力を伝えるための活動全般を指します。新しく何かを始めるのではなく、古き良き文化を見つめ直すことを大事にしています。


ここでは、春日で採れたおいしい薬草茶をはじめ、「ぎふコーラ」や「クロモジショコラ」などの薬草メニューを楽しめます。


また、地元にゆかりのある作家・事業者の商品を販売しています。

再生紙から作られたクラフトバンドのかごやアクセサリーなどもありますよ。


その他、百草茶づくりや薬草を飲みながらの健康マージャンなど、様々な企画運営を行っています。和室もあるので、ちょっとした交流も生まれそうですね。


代表の四井智教(しい とものり)さんに、「最近、ストレスたまってます!」と伝えると、薬草茶をブレンドしてくれました。


クロモジ、ドクダミ、イブキジャコウソウ3種類のブレンド。クロモジは西洋のハーブと同じ感覚。香りもよく、おいしくいただきました。は~、リラックス~。


四井さんは、ぎふコーラの開発にも携わった方。いろいろな企画を通じて、地域の文化を残し伝えて行きたいと熱く語って下さいました。春日地域について聞いてみたいことがあったら、気軽に訪ねてみてくださいね。


◆はるひの案内所

住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合3068-1

TEL : 0585-58-0015


休館日:毎週火曜日(出店時など臨時休業はInstagramにて)

営業時間:10:00〜16:00





かすがモリモリ村リフレッシュ館

「かすがモリモリ村リフレッシュ館」は、1997年、薬草を生かした村おこしの一環としてオープンしました。


中央の玄関をはさんで左手の建物は春日診療所で、保健センター、社会福祉協議会の通所介護施設(デイサービス)、居宅介護支援事業所が入っています。地域の健康を守る拠点ですね。

右手にあるリフレッシュ館のセンターホールには、地元で採れた野菜や春日茶、入浴剤、薬草入りのクッキーなど様々な特産品が販売されています。


毎週木曜日は、手作りこんにゃくが販売され、あっという間に完売する程の大人気!私も購入しましたが、柔らかいのにしっかりと歯ごたえがあり、刺身で食べられる程おいしかったです。

薬草コーナーもあり、様々な薬草茶もありました。薬草について学ぶこともできます。

レストラン なごみの森

2023年6月、館内に直営のレストラン「なごみの森」がオープン。


地元出身の料理長が、フレンチの技法を取り入れて薬膳料理を提供しています。

一番人気の薬膳定食は、季節により変わります。


取材した日は、マカジキのカルパッチョ、カブラの甘酢漬け、ドクダミの天ぷら、徳山とうがらしのパプリカソース、菊芋のサラダ、春日の手作りこんにゃくと沢アザミの和え物、鶏肉のレモン甘酢がけとサツイマイモ、柚ソース入り茶碗蒸しと食材にもこだわりを感じました。

また、薬膳ラーメンは、豚の骨と丸鶏、香味野菜、七種類ほどの薬草で作られたスープでみそ風味。


薬草茶がついていて、食べる直前にラーメンにかけていただきます。ピリ辛であっさりしていて、アツアツの一杯を食べれば健康になりそう。

薬草風呂

  • 提供写真

お風呂にも薬草が!大浴場は「伊吹の湯」と「八千代の湯」の2種類あり、定期的に男湯と女湯を入れ替えています。どちらの湯でも薬草風呂が楽しめるようになっています。


薬草風呂には、枕サイズの薬草袋がお湯の中に浮かべられていて、とてもいい香りがしました。身体の芯まで温まる感じがして、寒い季節にはうれしいですね。


窓の外は森の中にいるような空間で、外に出られるようになっています。

2階には、交流ホール(休憩室・宴会場)や図書室、キッズルームもあって、お風呂上がりにほっこりできます。ソフトクリーム(すずらん牛乳使用)もオススメです。


バスタオルなどはフロントで販売されていますので、ふらっと手ぶらで行けるのもうれしい!地元をはじめ、休日には県外からも多くの人が訪れます。

薬草園

  • 提供写真
  • 提供写真

モリモリ村入口には、薬草園もあり、一部は薬草風呂、レストランの食材としても使われています。薬草が日々の暮らしの中に上手に取り入れられているのですね。


薬草の宝庫と言われる春日地域。出会った人々の温かさにも触れることができました。


◆かすがモリモリ村リフレッシュ館

住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合3429番地

TEL : 0585-58-0001


休館日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)

営業時間:10:00〜21:00(入浴最終受付20:30)

入浴料:大人500円(12才以上) / 子人250円(3才以上12才未満) / 幼児無料 / 回数券もあります

※営業時間、料金は変更する場合がありますので、ホームページを確認してお出かけ下さい。




この記事のレポーター

透 千保
透 千保
岐阜市出身・在住。
フリーアナウンサー、ビジネスマナー講師。
公共交通機関の案内アナウンスも担当。
海外渡航歴21カ国。ニュースや番組取材を通じて得た岐阜の魅力を、多くの方にご紹介します。

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