岐阜のカワイイを詰めこんで!もらってうれしいプチギフト
- 透 千保
- 投稿日;
相手の喜ぶ顔を想像しながら選ぶ時、自然と笑顔になってしまいます。
おいしさだけでなく、岐阜の魅力をブランドとして発信しているお菓子も増えてきました。
自分へのご褒美にも贈りたい!カワイイが詰まったプチギフトをご紹介します。
TAKIMOTO(タキモト)
TAKIMOTOは、2009年各務原市にオープンして以来、本場パリのお菓子が味わえると評判のお店です。
各務原市役所と各務原市産業文化センターの間にあり、外観もシックな雰囲気。
ショーケースには色鮮やかなスイーツが並び、宝石を散りばめたよう。選ぶのに迷ってしまいます。
ケーキは重厚感がありながらしつこくない味わいで、バラエティ溢れたテーマが楽しめます。
クッキーやフィナンシェ、フロランタンなど、ちょっとした手土産や、ギフトにも使えそうな焼き菓子の種類も豊富です。ボックスもオシャレ!
オーナーシェフパティシエの滝本真さんは、岐阜市のご出身。
地元の洋菓子店で菓子づくりの基礎を学んだ後、30歳でフランスに渡り、ブザンソン市で100年の歴史を持つトップパティスリー「Pâtisserie BAUD(ボー)」で腕を磨き帰国。
パリの最先端を行くパティスリー「Pâtisserie Sadaharu AOKI paris(パティスリー・サダハル・アオキ・パリ)」日本初出店の際、スーシェフに就任した経歴の持ち主です。
ショコラは、最高峰のショコラと言われるイタリア ドモーリ社のものを使用。
素材にこだわり、産地のルーツを徹底的に追求し、より引き立つ演出を心がけているそうです。
また、岐阜県産のお茶にも注目し、ショコラとのコラボレーションも。
揖斐川町春日のほうじ茶は、約700年以上前から品種改良をされていない在来種。ミネラルが多いせいか、とても美味しく感じました。
さらに、このほど、TASCぎふ(岐阜県障がい者芸術文化支援センター)アート利活用[Make with 2023]とTAKIMOTOがタッグを組み、ボンボンショコラを開発。
障がい者の作品をショコラに転写して、新たな商品が生まれました。
TASCぎふのコンセプト「ともにつくる、つたえる、かなえる」から誕生した「トモニショコラ」。
岐阜県産のブラックベリーやパッションフルーツをはじめ、東海地方の恵みが詰まった6種類です(1箱6個入り 2,668円)。
ジェイアール名古屋タカシマヤで開催中の「2024アムール・デュ・ショコラ」(2024年1月18日~2月14日)で限定販売されています。
たった一粒のショコラにも、多くのストーリーが秘められているのですね。
◆TAKIMOTO(タキモト)
住所:岐阜県各務原市那加桜町1丁目27-2
TEL:058-380-5070
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日
駐車場:4台
GIFUIRO(ぎふいろ)
岐阜市柳ヶ瀬のホテルグランヴェール岐山が、リニューアル25周年を記念して製作した「GIFUIRO」。
岐阜らしさを感じさせる洗練された贈り物として注目されています。
細く真っ白な箱から出てきたのは、マカロンと生月餅の2種類。
「清流」「淡墨桜」「揖斐茶」のほか、岐阜提灯や岐阜和傘などの工芸品をイメージした「常永久(とことわ)」、岐阜城にちなんだ「Château(シャトー)」の5種類。
マカロンはTAKIMOTOとのコラボレーションで、「清流」はアールグレイ、「淡墨桜」は桜の香り、「揖斐茶」には揖斐抹茶が使用されています。
紫色の「常永久」はブルーベリー味、黒色の「Château」は、トンカ豆を使用したココナッツの様なニュアンスの香りがアクセントになっています。
生月餅は、ホテルグランヴェール岐山 中国料理 料理長が手がけました。
「清流」はナツメ餡にローストした松の実を、「淡墨桜」は蓮の実餡と栗の甘露煮、「揖斐茶」には抹茶のムースにこし餡が使用されています。
「常永久」には紫芋が練り込まれており、「Château」はブラックココアとチョコレートムース味。解凍具合で食感が変わるという新しいスイーツです。
開発に携わった営業部の辻 恵美子さんと総料理長の千住 康行さんが、約1年前からセンスあふれる岐阜のお土産を作りたいと企画されました。
商品の素材だけでなく、パッケージにもこだわり、岐阜の自然や伝統文化を感じさせる仕上がり。細やかな美意識が伝わります。
マカロンは5個入り3,000円、10個入り5,000円。生月餅は5個入り3,000円。マカロンと生月餅が各5個入りのセットは5,000円で、とても目を引くパッケージの両側から引き出すように入っています。
どちらも甘さ控え目の上品な味わい。購入する場合は、ホテルのフロントでお尋ねください。
マカロンは、名古屋栄オアシス21にある岐阜のアンテナショップ「GIFTS PREMIUM(ギフツプレミアム)」のオンラインショップでも購入できます。
◆ホテルグランヴェール岐山
住所:岐阜市柳ヶ瀬通り6丁目14番地
TEL:058-263-7111
love sable(ラヴサブレ)
岐阜市の長良川沿いにある材木町は江戸時代から木材を運ぶ「川湊(かわみなと)」として栄えて来ました。
NAGARAGAWA FLAVOR(ナガラガワ フレーバー)には、こだわりの洋菓子店やカフェなどが集まっており、観光スポットとしてもくつろげる場所です。
ラヴサブレは、2023年4月、ナガラガワ フレーバーの一角にオープンしました。
ピンクを基調とした可愛いインテリア。メルヘンの世界が広がっています。
オーナーの大平 満さんとスタッフの西村 幹代さんが出迎えてくれました。
サブレ缶には様々な動物が描かれ、5種類のテーマに合わせた可愛いモチーフのサブレがぎっしり。
例えば「sea(海)」がテーマの缶には、浮き輪をしたキュートなブタの絵が。中には、ヤシの木や浜辺を思わせるサブレが詰まっています。
この他、「classic」「gift」「princess」「japan」とテーマによって中身が変わります。
この絵は、各務原市出身の画家 奥村 晃史さんの作品です。
愛くるしい動物の姿に癒やされ、まさにアートなサブレ。実は、奥村さんはオーナー大平さんの絵の先生でもあるのです。
手作りの型で丁寧に作られたサブレは、サクサクとした軽やかな食感。
食べ終わっても缶を飾っておきたい。コレクションをしたくなります。ちょっとした贈り物に大人気だとか(ラヴサブレ1缶 1,680円)。
この他にも、ナガラガワ フレーバーには、洋菓子やカフェでお馴染みの「nagara tatin(ナガラ タタン)」があります。
奏でる積み木(パウンドケーキ)、バウムクーヘン、バターサンドなど、「岐阜県産のはちみつ」や「さくらたまご」を使用したお菓子を手に入れることができます。
カフェでのモーニング、ランチで一息いれながら、各店舗を巡ってみてください。
敷地内には、沖縄の「ブルーシールアイスクリーム」、銘木の一枚板や上質な家具が揃う「IL BOSCO(イル・ボスコ)」もありますよ。
◆NAGARAGAWA FLAVOR(ナガラガワ フレーバー)
住所:岐阜県岐阜市西材木町41−2
ナガラタタン 10:00~18:00 火曜定休
イルボスコ 10:00~18:00 火・水曜定休
ナガラタタンカフェ 9:00~18:00 火曜定休
ブルーシール 11:00~18:00 火曜定休
ラヴサブレ 10:00~18:00 火曜定休
駐車場:50台
GO TORCH(ゴトーチ)
ご当地の魅力を表現したクッキー缶「GO TORCH(ゴトーチ)」。
岐阜県をテーマにしたクッキー缶には、木曽三川、金華山の石畳、鮎、恵那の山々、飛騨の雪など、岐阜を代表する風景が広がっています。
ぎふのかたち小風呂敷には県内市町村の形がデザインされ、「こんな形だったのか!」と、自分達の住んでいる地域をあらためて見直すきっかけにもなりそうです。
このクッキー缶を企画された平塚 弥生さんは、フードコンサルティングやシェアキッチンなどを手がける食のプロフェッショナル。
製菓会社での勤務経験から大量生産に疑問を感じ、小ロットできめ細かい商品作り、お客様が見えるやりとりをしたいと思われたのだそうです。
コロナ禍で飲食業界が厳しい状況に陥った時、自動販売機で商品を売ることを思いつき、関ケ原町や垂井町で作られていた町の形クッキーを、今度は岐阜県の形に。
魚の形を見て「鮎」だと思うのは、岐阜県民だからこそのアイデンティテイだったのですね。
現在は、オンラインや自動販売機での販売の他、受注生産を行っていて、企業や自治体向けの商品開発も企画されています。
3Dプリンターを使って型を作れば、1枚の生地で型抜きクッキーが簡単にできることから、製造は委託するスタイル。
それぞれの地域の中でクッキーを作り、経済循環につながることを目指しています。
こちらは石川県の形。令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けた地域の復興に役立てばと、型のデータを送りクッキーを作る委託先を募集中です。
それぞれの地域に住んでいる人にしかわからない地元を愛する気持ち。
GO TORCH(ゴトーチ)とは「ご当地」の意味の他に、地域に火を灯すという意味も込められています。石川県にも温かな火が灯りますように。
◆問い合わせ先
株式会社Coneru(自動販売機設置場所)
住所:岐阜県大垣市郭町4-32 マフィン&スコーン専門店BakeA前
Mail:order@coneru.net