地元レポーター発!旅のコラム

岐阜の穴場な「ご当地グルメ」5選。観光スポットと一緒にディープに巡ろう!

土庄雄平
土庄雄平
投稿日;
一つの県でありながら、エリアによって様々な表情を見せる岐阜県。自然や街並みといった景色が分かりやすいと思いますが、食についても同様です。

山間部ならではの自然の恵みを生かした郷土料理や、古くから愛される老舗食堂の逸品、新進気鋭のB級グルメなど、実にバリエーションに富んでいます。

今回は【岐阜を旅をするなら】をテーマとして、ぜひ食べて欲しい「ご当地グルメ」と観光名所を一緒にご紹介!美味しいご飯と、密を避けるアウトドアな旅はいかがですか?

手打ちうどん朝日屋「カツ丼」と大垣船町川湊の桜(大垣市)

 岐阜県の南部、西濃の中心にあたる大垣市は、かつて水運で栄えた湊町です。市の中心部を流れる水門川沿いには、水運の要となった川湊(かわみなと)の文化景観が今でも残っています。


「手打ちうどん朝日屋」は、そんな水門川近くに位置する、こじんまりとした老舗食堂。看板メニューの「カツ丼(税込680円)」は、泡状のふわふわ卵が特徴で、食べ応えのあるカツに卵と出汁が優しく染み込み、一口で思わず笑みがこぼれる美味しさです。


同じく常連さんに支持されている中華そば(税込480円)とのセット注文もオススメ!

桜が満開を迎える4月上旬、水門川沿いはソメイヨシノのピンク色で満たされます。中でも四季の広場周辺では、残雪の伊吹山とのコラボレーションを眺められることも! ぜひお腹を満たした後は、春を感じながら散策を楽しんでみてください。


<大垣船町川湊の桜の基本情報>  

住所:岐阜県大垣市船町1丁目30番 

アクセス:手打ちうどん朝日屋から徒歩約15分、大垣駅から徒歩約17分 

見頃:3月下旬〜4月上旬

付知ばあちゃんち「ひょうたんプレート」と付知峡(中津川市付知)

岐阜県屈指の景勝地「付知峡(つけちきょう)」。 御嶽山(おんたけさん、標高3067m)を中心とする阿寺山地が育んだ、宝石のように透き通った清流が特徴です。


「付知ばあちゃんち」は、そんな付知峡の一角に位置する古民家カフェ。名物の「ひょうたんプレート(税込1,400円)」は、加子母川(かしもがわ)と付知川、川上川の3つの川が、阿寺断層により同じ角度でズレている景観をデザインしているというディープな逸品となっています。


スキレットで自ら焼けば、ベーコンの中からチーズがとろり。地元で採れたお野菜とともにいただきます。また郷土料理の五平餅を作ることもできますよ。

食後はマイナスイオンがたぎる「付知峡」へ。特に、付知川へ垂直に注ぎ込む「観音滝」は圧巻の美しさです。日差しが差し込めば、虹が見られることも。 付知川のキャンプ場が集まっている川辺では、水遊びを楽しむことができるので、家族連れにもオススメです。

郡上豚骨ラーメンカンミナ白鳥店「カンミナセット」と石徹白大杉(郡上市白鳥)

美濃地方の北部にあたる「白鳥(しろとり)」。ひるがの高原へ行く道中に通過したり、福井県の九頭竜湖(くずりゅうこ)へ抜ける拠点として、利用される方も多いのではないでしょうか?


そんな白鳥でオススメしたいグルメが、郡上豚骨ラーメンカンミナ白鳥店の「カンミナセット(税込1,320円)」。豚骨と野菜をじっくり煮込んだスープが特徴の豚骨ラーメンと、岐阜名物の鶏ちゃんがセットになった逸品です。


別々に食べても美味しいのですが、後半にラーメンと鶏ちゃんを混ぜて味変するのがオススメ!クリーミーなスープに濃い郡上みそ味が溶け出します。

白鳥の周辺は、王道的な観光名所というより、少しディープなスポットが点在しています。中でも石徹白(いとしろ)に佇む、樹齢1800年の大樹「石徹白大杉」は必見! 日本三大霊山の一つ白山へと続く、美濃禅定道の入り口付近にあり、悠久の自然の趣を今に残す場所です。

国八食堂「鉄板焼き豆腐」と宇津江四十八滝(高山市)

岐阜を代表する郷土料理・鶏ちゃん。鉄板で炒められた濃いみそ味のお肉は、ご飯と相性抜群ですが、そんな鶏ちゃんに引けを取らないぐらい、高山市で大人気となっている鉄板料理があります。


それが国八食堂の「鉄板焼き豆腐(税込420円)」です。特製油と一緒にジュージューと音を立てながら提供される姿は、見るからにB級グルメ感らしい逸品。


濃いめの味付けがよく染みており、普段の豆腐とは一線を画す、麻婆豆腐を超えるご飯の最強のおともです。表面の焦げ目の香ばしさも格別!リーズナブルな価格も相まって、いつも追加注文をしてしまいます。


コリコリとしたビールによく合う、もう一つの看板メニュー・鶏ちゃんとのダブル注文が定番です。

国八食堂は高山市街からすぐ近くのところにあるため、高山観光との組み合わせが定番ですが、少し穴場スポットとして「宇津江四十八滝」がオススメです。 往復2kmほどで、13もの見応えのある滝を巡ることができ、マイナスイオンと心地よい森林浴を楽しむことができます。

蕎麦正「源流そば」とひるがの分水嶺公園(高山市荘川)

高山市の山間部、世界遺産の白川郷へ抜ける途中に位置する「荘川町(しょうかわちょう)」。清らかな庄川の源流と、冷涼な気候を生かした、香りと味の素晴らしい「そば」作りが盛んで、全国各地からこの地を訪れる”そば通”を唸らせています。


荘川そばが食べられるお店は4店舗ほどありますが、中でもイチオシが「蕎麦正(そばしょう)」。ご主人が打つ「源流そば(税込1,000円)」は、コシがあって喉越しよく、出汁に引き立てられたそばの豊かな香りが口いっぱいに広がります。


単品でも注文できますが、家族やグループの場合、お得な板そばを注文すると良いでしょう!こちらは3人前〜5人前を選択できます。

荘川町は白川郷とひるがの高原の中間にあり、どちらとも組み合わせやすいのが嬉しいところ。 少しマニアックですが、筆者のオススメはひるがの高原にある「ひるがの分水嶺(ぶんすいれい)公園」。特に11月初旬の紅葉の美しさは格別です。周囲一帯がオレンジ色一色に包まれます。

グルメと自然を満喫する旅へ

いかがでしたでしょうか?今回は、観光名所と一緒に巡りたい「ご当地グルメ」をご紹介しました。


一つの県とは言えど、岐阜県は驚くほど自然が豊かで、町によって歴史や背景、また郷土文化も異なります。だからこそ深掘りし甲斐があり、何度訪れても飽きることはない魅力を有していると思います。


一つの観光名所だけでなく、色々な要素の組み合わせ次第で、旅の楽しみ方や趣は大きく変わるはず。この記事を参考に、貴方だけの岐阜の巡り方を探していただけたら嬉しいです。

この記事のレポーター

土庄雄平
土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。会社員のかたわら、山岳自転車旅ライターとして活動する。飛騨地方の雪山が大好物。春は北アルプス麓の桜に見惚れ、夏は清流と瀑布に涼み、秋は霊峰白山の紅葉に抱かれる。

記事一覧

初心者にも最適!​​岐阜県の絶景・登山スポット10選 美濃から北アルプスまでご紹介
初心者にも最適!​​岐阜県の絶景・登山スポット10選 美濃から北アルプスまでご紹介
more
「この道、バイクで走りたい!」四季折々美しい、岐阜の道5選
「この道、バイクで走りたい!」四季折々美しい、岐阜の道5選
more
登ってこそ面白い!絶景・登山・歴史を楽しむ岐阜の山城5選
登ってこそ面白い!絶景・登山・歴史を楽しむ岐阜の山城5選
more
一度は挑戦したい「各務原アルプス」大縦走|東海屈指の低山ロングトレイルを歩く
一度は挑戦したい「各務原アルプス」大縦走|東海屈指の低山ロングトレイルを歩く
more

関連記事

いま読まれている人気記事

岐阜県で栗スイーツが楽しめるカフェBEST5!
岐阜県で栗スイーツが楽しめるカフェBEST5!
恵那市や中津川市など栗の産地として有名な地域がある岐阜県では、さまざまな栗スイーツが販売されています。岐阜の栗スイーツといえば、昔から「栗きんとん」が有名ですが、他にも「モンブラン」「栗のおしるこ」など、おいしい栗スイーツがたくさんあります!
今回は、岐阜県内でおいしい栗スイーツを取り扱っているカフェの中から、私が選んだ「オススメの栗スイーツカフェ」をご紹介いたします!
more
岐阜のソウルフード「冷やしたぬきそば」のお店5選
岐阜のソウルフード「冷やしたぬきそば」のお店5選
僕は麺類が好きでラーメン屋さんによく行きますが、岐阜でロケの日は、スタッフの皆さんと蕎麦・うどん屋さんへ行くことが多いです。最近はパスタ屋さんかと思うほど斬新なトッピングの店もあり、トマトやレモン、明太子、鳥南蛮がサラダと共に麺の上に乗っていたりするから驚きです。でも、これが美味しいんです!
ただ、周りのお客さんを見渡すと、やっぱり「冷やしたぬきそば」を注文される方がほとんど。寒い時でもなぜか冷やしたぬきそばなのです。
この”冷やしたぬきそば”、岐阜のソウルフードと呼ばれています。
具材は至ってシンプルで、そば・天かす・甘辛く煮た揚げ・刻みねぎ・辛味なワサビが基本。そこにそのお店ならではのトッピングがあり、麺とつゆもそれぞれの店の独自性があります。
今回は岐阜市にある様々な冷やしたぬきそばのお店をご紹介します!
more
映画『ブラック・ショーマン』岐阜ロケ地めぐり|郡上と苗木城、“名もなき町”の舞台へ
映画『ブラック・ショーマン』岐阜ロケ地めぐり|郡上と苗木城、“名もなき町”の舞台へ
2025年9月12日に公開された、福山雅治さん主演の映画『ブラック・ショーマン』。東野圭吾さんの人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』を原作に、福山さんが殺人事件に挑む一流マジシャンを演じています。
全国各地で撮影が行われた本作の中でも、物語の舞台「名もなき町」として印象的に描かれたのが、岐阜県の郡上市と中津川市。昨年の紅葉の季節に撮影された映像では、清流と城下町が織りなす郡上八幡の風景や、山城・苗木城跡の雄大な眺望が美しく映し出されています。今回は、そんな映画の世界を彩った岐阜のロケ地をめぐります。
more

オススメのPick Up 記事

薬草風呂で温まる!天空の茶畑と「かすがモリモリ村リフレッシュ館」
薬草風呂で温まる!天空の茶畑と「かすがモリモリ村リフレッシュ館」
岐阜県の最西端に位置する揖斐郡揖斐川町春日(かすが)。伊吹山の北麓にあたり、豊かな自然環境のもとで古くから薬草が栽培されてきました。

「かすがモリモリ村リフレッシュ館」では、薬草風呂や薬膳料理が楽しめる他、地元で採れた新鮮な野菜も手に入れることができます。

また、この施設の近くにある上ヶ流(かみがれ)地区では、標高約300メートルの山間でお茶が栽培されている「天空の茶畑」があり、県内外から多くの人が訪れます。

今年5月には、「はるひの案内所」もオープンして、薬草やお茶などの地域文化に触れることができるようになりました。静かな山間で身も心もリフレッシュしてみませんか。
more
登ってこそ面白い!絶景・登山・歴史を楽しむ岐阜の山城5選
登ってこそ面白い!絶景・登山・歴史を楽しむ岐阜の山城5選
岐阜には、山の上に築かれた山城がたくさんあります。城跡を訪ねるだけでなく、そこまでの道のりも楽しめるのが山城歩きの面白いところ。坂道や石段を登った先には、城下町や山々を見渡す思いがけないパノラマが待っています。今回は、岩村城、苗木城、下麻生城、岐阜城、郡上八幡城の5つをご紹介。しっかり歩いて楽しめる山城を中心に、歴史と絶景を一緒に楽しめる旅をご案内します。
more
知っているようで知らない!岐阜県図書館の魅力を再発見
知っているようで知らない!岐阜県図書館の魅力を再発見
1995年に開館した岐阜県図書館は、県民文化の森と呼ばれるエリアにあります。道を隔てて向かい側にある岐阜県美術館とともに、地域文化の発信拠点として親しまれています。

夏休み期間には「県民文化の森 夏のわくわくプロジェクト」が、図書館と美術館の連携イベントとして開催されました。

本を借りるだけではない、さまざまな楽しみ方があるのをご存じでしょうか。

今回は、意外と知られていない岐阜県図書館の魅力をご紹介します。
more