昼間とは異なる幻想的な雰囲気を醸し出すライトアップされた古い町並み
昼間とは異なる幻想的な雰囲気を醸し出すライトアップされた古い町並み
1.飛騨高山を歩く
飛騨高山は、豊臣秀吉に仕えた武将・金森長近によって築かれた城下町。ここには上一之町、上二之町、上三之町からなる「さんまち」を中心に、昔ながらの町家が軒を連ねるレトロな町並みが残されています。町家は現在、カフェやショップ、お土産物店などに改装されているので、そぞろ歩きをするだけでも楽しめます。高山の魅力をさらに満喫したいなら、JR高山駅から徒歩10分、鍛冶橋から弥生橋までの宮川沿いに朝早くから並ぶ宮川朝市を見学してからさんまちに入り、江戸時代には役所として使用されていた高山陣屋をまわるコースがおすすめ。飛騨の小京都と呼ばれ、多くの人が行き交った昔に、思わずタイムスリップしてしまいそうです。
そぞろ歩きをするだけでも楽しい飛騨高山の古い町並み
そぞろ歩きをするだけでも楽しい飛騨高山の古い町並み
2.中山道を歩く
東海道に次ぐ主要街道だった中山道には、中山道六十九次と呼ばれる69箇所の宿場町が置かれていました。岐阜県には中山道43番目の宿として賑わった馬籠宿から59番目の今須宿まで、17の宿場町があり美濃十七宿と呼ばれていますが、この道中には十曲峠や琵琶峠といった険しい山道、太田の渡し、河戸の渡しなどの川越え、南宮大社、願興寺、岩屋観音などの名所・旧跡が数多くあり、歴史散策が好きな人にはたまらないウォーキングコースになっています。江戸時代には、江戸の将軍家が京都の皇族や貴族の娘を夫人として迎えていましたが、姫君たちはいずれも中山道を通って嫁入りしていたため、中山道は別名・姫街道とも呼ばれているんですよ。
島崎藤村の小説「夜明け前」の舞台にもなった馬籠宿は、山の尾根に沿って築かれた宿場町
島崎藤村の小説「夜明け前」の舞台にもなった馬籠宿は、山の尾根に沿って築かれた宿場町
3.郡上八幡を歩く
長良川の支流である吉田川をはじめ、3本の河川が町の中心を流れる郡上八幡は、日本名水百選の第1号に認定された宗祇水(そうぎすい)などがあり、名水の町として知られています。町のいたる所には水路が張り巡らされ、今も洗濯や野菜洗いなど日常生活に活用されています。水のせせらぎに耳を澄ませ、その豊かな恵みを体感しながら歩いているとなぜか心癒やされるから不思議です。ちなみに、この地で江戸時代から続く郡上おどりは、日本三大民謡にも数えられる夏の風物詩。観光で訪れた人も、颯爽と浴衣に着替えて踊りの輪に加わってみましょう。期間中には郡上八幡旧庁舎記念館で踊りの講習も行われるので、ここで腕を磨くのもいいかもしれません。
夏でもひんやり冷たい水が流れるやなか水のこみち
夏でもひんやり冷たい水が流れるやなか水のこみち