地元レポーター発!旅のコラム

水の都「郡上」夏の巡り方。絶景&グルメでアクティブに楽しむ避暑の旅

土庄雄平
土庄雄平
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家に閉じこもりがちになる、暑い暑い日本の夏。「どこか暑さを忘れて、涼感に浸れる旅行先はないだろうか?」という方にオススメしたいのが、岐阜県北部の郡上(ぐじょう)エリアです。

“水の都”として親しまれる中心部の「郡上八幡」では、湧き水スポットを巡ったり、名水スイーツを味わい、北西部の「ひるがの高原」では花々を愛で、異国情緒漂うペンションでの滞在に癒されます。

今回は、そんな夏こそ訪れたい郡上の楽しみ方をご紹介します。

湧水スポットで涼む

  • 用水沿いの隠れた小径
  • いきいきと鯉が泳ぐ水路

名水に恵まれた郡上八幡。歴史情緒あふれる町並みと、潤いに富んだ水の風景が結びつき、夏でも涼しげな時間を過ごせます。

 

中でもとっておきのスポットが「いがわ小径」。郡上八幡旧庁舎記念館のすぐ裏手にある島谷用水沿いに整備された散策路です。

 

3つの共同井戸が設けられ、生活に湧き水が根付いている様子がよく分かります。水路で鯉が泳いでいる姿にも癒されますね。夏にはスイカが冷やされ、おとり鮎が籠に入れられている風景も。

  • 水の都・郡上のパワースポット
  • さらさらと水が流れる水舟

そしてもう一つ、ぜひ立ち寄って欲しいスポットが、環境省が認定する名水百選の第一号にも認定されている「宗祇水」です。

 

室町時代の連歌師・宗祇にゆかりのある史跡で、水の都・郡上八幡の象徴となっている場所となっています。


郡上八幡特有の「水舟」が残っており、飲料用、米や食器などの洗い場、土のついた野菜などの洗場に分かれています。人の暮らしとともにある水辺の風景は、何だかノスタルジックな気持ちを抱かせてくれますね。

ひんやりスイーツを食べる

  • 抹茶の甘さが染み渡る
  • 郡上おどりのパフェ

町並みを散策しながら、たくさんの絶品スイーツに出会えることが、郡上八幡の隠れた魅力です。冷たい甘味で涼んだあと、町並みの日陰を歩いていると、清々しい風に心洗われるよう。

 

ぜひ立ち寄りたいのが、宗祇水に隣接している「宗祇庵」さんです。雰囲気ある空間で、近くの清流を望みながら、お抹茶や甘味をいただけます。

 

人気メニューは、郡上おどりのポーズをあしらった「宗祇庵パフェ」。また夏限定の特製かき氷「天空の城」は、雲海の郡上八幡城を表現した一品です。抹茶のやさしい甘さと、心地よい苦味が喉に染みわたります。

  • 夏こそ溶けないくずアイス
  • フレーバーがいっぱい

また、町歩きの最高のおともになるのが、老舗和菓子店「金華堂」さんの自家製葛アイス。

 

葛粉を凍らせているため暑くても溶けないという変わったアイスで、常時5種類ほどと幅広いラインナップを揃えています。ひんやりシャリシャリした食感が、暑い夏の散策に最適です。

 

キウイはフルーティーで爽快な味わいで、桃は優しい甘さがたまりませんでした。1個150円とリーズナブルなので、ダブル買いもあり。

旧庁舎でグルメに舌鼓

  • 昭和レトロな空間で一息
  • 文化財の中で食事ができる

名水で仕込んだ郡上の蕎麦は絶品です。しかし、飛騨名物の鶏ちゃんも捨てがたい...。どちらにしようか決めきれない、という方にとっておきのスポットがあります。

 

それは、郡上八幡旧庁舎記念館の中で営業している「旧庁舎食堂」さんです。実は、蕎麦と鶏ちゃんのセットメニューがあるのです。しかも、登録文化財の中でお食事ができるという特典付き。

  • 病みつきの美味しさ!鶏ちゃん
  • なぜだか癒される食堂の台所

「この絶妙なタレの味を自宅で再現できないかな?」と常に考えてしまうほど、鶏ちゃんは病みつきになる味わい。そして、爽やかなお蕎麦で心地よくお腹の中を満たしていきます。

 

濃い味の鶏ちゃんと、香り豊かな蕎麦を交互にいただく時間は最高です!

 

お腹に加えて「旧庁舎食堂」の調理場のお母さんたちの人情味にも、きっと心が安らぐはず。

リゾートペンションに泊まる

  • 家族水入らずの時間を過ごす
  • 洋風のロビーで気分も華やかに

郡上八幡から少し離れた「ひるがの高原」は、郡上市が誇る高原リゾートです。牧歌的な風景を見せるこの場所には、洋風なペンションが点在しています。

 

ゆったりと流れる時間とともに、美味しいご飯を味わい、アットホームな滞在を楽しむ。家族水入らずの、とっておきの思い出を作ることができますよ。

 

白山の山麓にあたる高原は、夏でも過ごしやすい気候が特徴。ウインタースポーツで賑わう冬も良いですが、静かで心地よい夏もイチオシです。

  • ペンション「シェソワ ワカミヤ」さん
  • どれも美味しい家庭料理のおもてなし

例えば筆者は、先日「シェソワ ワカミヤ」さんに宿泊してきました。華やかなロビーにて夫婦でゆったり過ごしつつ、地元の味覚が詰まった和洋折衷のお料理の豪華さに感動したことを覚えています。

 

中でもトマトの甘さと、濃厚なミート&ホワイトソースが絡んで本当に美味しかったです。食べきれないほどのボリュームも、家庭的なペンションならではですね。

 

またデザートの盛り付け方が、アフタヌーンティーみたいで、ちょっぴり贅沢でした!

高原で花とBBQを楽しむ

  • ラベンダーと花の教会
  • アルストロメリアが埋め尽くす

ひるがの高原の観光スポット「牧歌の里」。岐阜県奥美濃の標高1000mにある花と緑のテーマパークで、春から秋へかけて色とりどりの花が咲き誇ります。

 

花畑はオーロラの花畑、高原の花畑、虹色の花畑、教会の花畑、秘密の花畑といった5つのエリアに分けられており、約4.5haの面積を誇っています。


5月〜6月はチューリップやポピー、7月〜8月はラベンダーやアルストロメリア、9月〜10月はマリーゴールド、サルビアなどの花々が見られます。花の教会と花畑の共演は美しく、どこか異国情緒漂う絶景です。

  • お父さんがBBQ奉行で
  • コスパ抜群!ぼっかセット

花の鑑賞のみならず、動物とのふれあい体験やグルメも楽しめる「牧歌の里」。イチオシは、バーベキューハウス味広場でいただくBBQです。

 

黒毛和牛肉、豚ロースに野菜の付いた「ぼっかセット」などのセットメニューから、飛騨牛、 奥美濃古地鶏などの地元ブランドのお肉を味わうことができます。

 

散策してお腹をすかせた後に、雄大な高原の風景を楽しみながらいただくBBQは格別です。上質な脂が口に広がる「飛騨牛」は、取り合いにならないようにご注意を!(笑)

この記事のレポーター

土庄雄平
土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。会社員のかたわら、山岳自転車旅ライターとして活動する。飛騨地方の雪山が大好物。春は北アルプス麓の桜に見惚れ、夏は清流と瀑布に涼み、秋は霊峰白山の紅葉に抱かれる。

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魅力が詰まった「ぎふ灯り物語2026」を
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毎回大好評のプロジェクションマッピングや手持ち提灯の配布、キッチンカーの出店などその他関連イベントや連携イベントも多数開催されています。
詳しくは、公式サイトをご覧下さい。




◆開催期間◆
令和8年1月17日(土)から令和8年2月1日(日)まで

◆開催時間◆
午後5時30分 から 午後9時 まで
(最終入場/午後8時30分)

◆開催場所◆
岐阜公園/岐阜市大宮町1
正法寺/岐阜市大仏町8

◆チケット◆
【大人(大学生以上)】
平日:前売り券1,600円、当日券1,700円
土日:前売り券1,800円、当日券1,900円
【中学生・高校生】
平日:前売り券1,300円、当日券1,400円
土日:前売り券1,600円、当日券1,700円
【小学生以下・障がい者等】無料
当日券(会場販売)もありますが、チケット売場は混雑が予想されますので、お得な前売り券のお求めがオススメですよ

◆アクセス◆
・公共交通機関
「JR岐阜駅」または「名鉄岐阜駅」から岐阜バスで「長良橋方面行き」または「市内ループ線左回り」で約15分。
「岐阜公園・岐阜城」バス停降りて直ぐ

・自動車
東海北陸自動車道「岐阜各務原I.C」から約20分または東海環状自動車道「岐阜I.C」から約15分で岐阜公園駐車場へ

※駐車場には限りがありますので、公共交通機関のご利用をオススメします
(土日の岐阜公園周辺は交通渋滞が予想され、駐車するまでに2時間以上かかる場合があります)
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