地元レポーター発!旅のコラム

川原町の魅力 丸わかりの町並み散策

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
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岐阜市に流れる長良川。長良橋南にある鵜飼観覧船乗り場から西へ続く古い町並みが今も残るこの地を、通称「川原町」と呼びます。ここは昔、長良川の水運を利用した川湊として栄え、現在でも伝統工芸品の「岐阜うちわ」や岐阜銘菓「鮎菓子」を扱うお店が営業しています。ここ数年、古民家カフェやパン屋、花屋などの新しい魅力も増えて来ました。
今回は、散策や写真スポットとしてもおすすめの川原町の魅力をお届けします!

岐阜の和菓子は「緑水庵 川原町店」

築130年の古民家カフェ。老舗旅館・十八楼の前にある緑水庵は映えスポットとしても有名。

岐阜の和菓子店直営の店舗なのでお団子の味は抜群!


その日に使う団子はその日に作られるため、オープンしてすぐの時間帯には、餅つき・団子作りの工程が見られる時もあります。

ここのお団子は、岐阜県産ハツシモの米粉100%。タレは、地元の山川醸造でこの団子のためだけに作られたオリジナル。注文を受けてから焼く熱々のみたらし団子は絶品。「もう一度食べたい!」そんな言葉を言ってもらえるようなお団子作りを目指しているとのこと。川原町に来たなら、是非食べてみてほしい。

「信長公のおもてなしが息づく戦国城下町・岐阜」日本遺産に認定された岐阜市。信長公のおもてなしといえば「柿」。

季節によっては干し柿の中に栗きんとんの入ったお菓子や、美濃加茂市の堂上蜂谷柿が付く「信長公おもてなしの湯セット」もメニューに。こちらには、豪華に金粉入りの抹茶付き。

長良川の鵜飼で有名なこの地の土産といえば、やはり鮎菓子。緑水庵では様々な種類の鮎菓子が1つずつ購入できる。

カステラ生地に求肥のみが入ったオーソドックスなものから、粒あん入りのもの、いび茶・いちご・ブルーベリー・チョコなど、岐阜の特産品を鮎菓子にしたものが揃うのはココだけ。鮎菓子の中の求肥のみを商品にした「鮎菓子の餅だけ」も人気商品。

和傘のセレクトショップ「和傘CASA」

岐阜は日本の和傘生産シェア1位を誇り、職人芸を競ってきた和傘生産地です。1本の和傘に、職人が2カ月以上の手間暇をかけて作り上げます。

和傘CASAは、丹精込めて作り上げた和傘のセレクトショップ。お気に入りの1本をじっくり時間をかけて選べるお店です。

タイミングがよければ傘職人さんにも会えるかもしれないこの場所。もし会えたら、傘についてアレコレ聞いてみるのもいい。

傘を広げてみないと分からない柄は、思い切って店員さんに話しかけてみると、開いて見せてくれますよ。



この傘は実は自前です。とはいうものの、CASAさんの傘を、岐阜市プロモーション大使になった時に記念でいただいたもの。

「長良川」の風景を表していて、少し地味かとも思えるこの色味も、歳を重ねるごとに味わいを感じられ、”僕のお気に入り”なりました。

岐阜のモーニングの人気店「rustico4」

岐阜市内に4店舗あるパン屋さん。岐阜のモーニングの中でも絶大なる人気の有名店。

お店に大きな看板があるわけでもなく、見過ごしてしまいそうなお店。十六銀行のATMと駐車場の入り口を挟んだ隣にある。


店内に入ると、ショーケースの中にビッシリと並んでいるパンに思わず見惚れてしまう。

持ち帰り用にとパンを選ぶのにも、どれも美味しそうなので決めきれず、とりあえずイートインへ。

店内スペースが広く、ゆったりと座ることができます。


11:30までに入店できるなら、モーニングプレートを是非どうぞ。プレートにギッシリ並べられた色とりどりのパンは、ここでも何から食べようか迷ってしまう。

この日僕が選んだのは、ホットのカフェモカ。ドリンクはメニューによってミニサイズもある。


11:30以降はドリンク代+300円でランチセットを楽しめる。

こちらは、ラザニアセット。パンのお供としてオリーブオイルまたは無塩バターが選べます。今回は無塩バターでいただきました。


非日常の味と空間「ブルーシール岐阜ナガラガワフレーバー店」

川原町から少し足を伸ばしたところにある「ブルーシール岐阜ナガラガワフレーバー店」。

岐阜をゆるやかに流れる大河・長良川にあやかり名付けられたこちらの店舗は、Shopというより、もはや町。

その中に沖縄県産食材を使用したフレーバーのアイスや、ソフトクリームが食べられる「ブルーシール」がある。

岐阜で沖縄?と、少し違和感があるものの、美味しいものが食べられるのに理由は必要ない。どこでもドアをくぐった感じで沖縄の味を岐阜で堪能するのも、非日常的で素敵な時間だ。


どのフレーバーにするか、とにかく迷う。選ぶ時間も最高に楽しい。

アイスにソフトクリームを乗せる贅沢さ。

普段は出来ない事がここでは出来る。


ブランコの写真撮影スポットも用意されており、旅の思い出にぜひ撮って帰って欲しい。

せっかく来たのだから、”普段”を忘れて楽しもう。


ぜひ長良川鵜飼とあわせて「川原町」散策を

昔ながらの町並み「川原町」散策しながら、ゆったりとしたひと時を味わってみてはいかがでしょうか。

5月11日からは長良川鵜飼が開幕予定です。

散策後に長良川鵜飼を観覧し、旅館に泊まって長良川温泉に入るのが、僕のおすすめコースです。

この記事のレポーター

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
1996年10月6日岐阜県岐阜市生まれ。岐阜市プロモーション大使。飛騨市観光プロモーション大使。
ボーイズグループMAG!C☆PRINCEのメンバーとして、東海地方を中心に活動中。
テレビやラジオ番組・舞台などで、活躍の場を広げている。

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