地元レポーター発!旅のコラム

年中15℃!車いす・ベビーカーOK!ひんやり快適な「関ケ原鍾乳洞」と伝説の湧き水でつくる「玉倉部そば」

高橋 尚美
高橋 尚美
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この夏も、まだまだ厳しい暑さが収まる気配はありません。この暑さを何とかしてほしい! そんなときは、ひんやり涼しい“天然のクーラー” 鍾乳洞へ行ってみませんか?

関ケ原町にある 「関ケ原鍾乳洞」は、洞内の通路が平坦で歩きやすく、車いすやベビーカーでそのまま入れます。歩行に不安がある方や赤ちゃん連れのファミリーにもおすすめ。車での交通アクセスも良く、大自然の神秘を気軽に楽しめる涼しい観光スポットです。

今回は、「関ケ原鍾乳洞」の入洞レポートに加え、期間限定のご当地グルメ「玉倉部(たまくらべ)そば」と周辺おすすめスポットをご紹介します。

関ケ原鍾乳洞は、どんなところ?

  • 1600年、天下分け目の関ケ原の合戦はここから始まりました。

関ケ原といえば、天下分け目の戦い。慶長5年(1600年)9月15日、徳川家康が率いる東軍と石田三成が率いる西軍の激しい戦いが繰り広げられました。


「関ケ原鍾乳洞」は、この合戦地から4kmほど西へ行った、滋賀県との県境の近くにあります。

  • 岐阜県道229号牧田関ケ原線沿いの看板が目印です。
  • 「歓迎 東海の奇勝 関ケ原鍾乳洞」の大きなゲートが歓迎!
  • 岩倉山鍾乳洞として町の天然記念物に指定されています。
  • 受付窓口・売店・飲食スペースがあります。

関ケ原鍾乳洞へのアクセスは分かりやすく、関ケ原の中心部から車で西へ向かい、県道229号線を進んで道沿いの案内看板を目印に北へ曲がるだけ。しばらく道なりに進むと、「歓迎 東海の奇勝 関ケ原鍾乳洞」と書かれた大きなゲートが出迎えてくれます。その先に鍾乳洞の受付窓口や売店の建物と無料駐車場があります。


鍾乳洞は全長518mで、所要時間は20分ほど。今回の取材では、洞内で写真を撮りながらゆっくり歩いて30分くらいで回れました。

洞内は年中15℃、バリアフリーで快適&安心

  • チケットには「入洞券」と書かれていました。
  • チケットは受付窓口で。支払いは現金のみです。。
  • 洞内を楕円のような道を周回して戻ってきます。
  • ひんやりした空気が漂う入口。神秘の洞窟へ、いざ出発!

受付窓口で鍾乳洞へ入るためのチケットを買います。支払いは「現金のみ」ですのでご注意ください。訪れたのは7月末の土曜日のお昼どき。年配のご夫婦や小さなお子さん連れのファミリー数組がチケットを買い求めにきていました。


チケットとパンフレットを手に神秘の洞窟へ、いざ出発! 


入口に近づくと、急に空気が変わり冷気を全身に感じます。洞内から外に向かって流れてくる15℃の空気が、暑さで疲れた体にひんやりとした心地よさをもたらしてくれました。


一般的に鍾乳洞は外気温に左右されず、1年を通して同じ気温を保てるのだそう。鍾乳洞の場所や地形など条件によって温度は異なりますが、関ケ原鍾乳洞は年中15℃を保っていて、夏は涼しく、冬はあったかく感じます。

  • 洞内の通路は平坦に舗装されています。
  • 階段や段差がなく、最初から最後まで足下は安全でした。
  • 手すりを通過できるサイズの車いす・ベビーカーなら通行可能です。
  • 足下は安全ですが、頭上は注意が必要です。コウモリに遭遇することも!
  • 身長160㎝くらいなら天井まで余裕があります。洞内では、ほとんど屈むことなく歩けました。
  • 繰り返しますが、くれぐれも頭上にご注意を!

関ケ原鍾乳洞の中は段差や階段がなく、通路が平坦に舗装されているので、車いすやベビーカーでも入れる“バリアフリー仕様”です。とはいえ、洞内は狭いところが多く、下り坂や水路もあるため、付き添いの人と一緒に入っていただくと安心です。


鍾乳洞の入口には、両脇から手すり幅65㎝が設置されていて、その間(幅65㎝)を通り抜けられる車いす・ベビーカーしか入れないように制限されています。車いすは貸出し用が1台あるそうです。利用したい場合は、予めその旨を問い合わせておくと安心ですね。

見どころは「化石」「巨人の足」「ニジマス」

  • 2億~2.5億年前に生きていた「ウミユリ」の化石
  • 関ケ原が大昔は海だったなんて!

● 古生代の化石「ウミユリ」


さて、鍾乳洞の中へ進むと、ゴツゴツした岩肌の狭いトンネルを通った先に「化石」がお目見えします。「ウミユリ」という動物の化石で、今から2億~2.5億年前の古生代に海で生きていたそうです。つまり遥か大昔、ここ関ケ原は海だったということ。岐阜県は"海なし県”というイメージからは想像もつきませんね。


続いて、鍾乳洞の代名詞ともいえる鍾乳石(しょうにゅうせき)の数々を見て進みましょう! 関ケ原鍾乳洞にも、洞窟の天井に大小さまざまな形をした鍾乳石が垂れ下がっています。


つららのような鍾乳石は、洞内の天井から沁みだした水が長い年月をかけて石灰岩を溶かし、そこから発生する炭酸カルシウムが垂れて結晶化したもの。逆に、筍(たけのこ)のような形をした石筍(せきじゅん)は、洞窟の地面で炭酸カルシウムが積み重なって大きく育ったものです。

  • 今にも歩きだしそうな「巨人の足」
  • 宮殿のシャンデリアみたいな鍾乳石
  • 「鬼子母が集うってどういうこと?」と後ろを歩くグループから聞こえてきました。
  • 天井まで10mもの高さがある「昇竜の間」

● 鍾乳石と石筍の出合い「巨人の足」


鍾乳石や石筍には、形に由来した名前が付けられています。亀、竜、鬼子母神…どれもそれっぽく見えてくるのが不思議! 折り返し地点まで来ると、目の前に立派な太い幹のような鍾乳石、「巨人の足」が姿を現しました。「巨人の足」は、上から垂れた鍾乳石と下から盛り上がった石筍がくっついたもの。なんとも奇跡的な出合いですね。

  • 出口の手前、約100mにわたって湧き水の清流が続きます。
  • 泳いでいる小さなニジマスの姿、見えますか?
  • ニジマスをたくさん見つけると大人だってうれしい!
  • 写真左上に出口があります。ニジマスは皆、水の流れに逆らって泳いでいました。

● 清流をスイスイ「ニジマス」の群れ


出口に近づくと、通路に沿って右側に水路が流れています。この湧き水は約13℃で、清流を好む川魚のニジマス(虹鱒)がスイスイ泳いでいます。


看板が立っている付近ではニジマスを見かけなかったのですが、先へ進んで川面をのぞき込んで見るとニジマスが数匹! 鍾乳洞の出口付近では、成魚のニジマスが群れでゆったりと泳いでいるのを見つけました。後ろのグループにいた小さな男の子が、身を乗り出してニジマスを見つけると「あ!いたよ、いたよ!」とうれしそうに声をあげていたのが印象的でした。

  • 出口が見えた! 明るさにホッとする一方、現実に引き戻される切なさも感じます。
  • 外へ出るとご覧の通り!カメラのレンズが曇ってしまいました。

全長518mの洞内も、間もなくゴール目前。

外の明るい陽射しとともに、もわっと蒸し暑い夏の空気が容赦なく洞内へ入ってきます。(歩いてきた道を戻って、もう少し涼んでいたい…)と思いながら鍾乳洞の外へ出ると、猛暑の現実へ一気に連れ戻されます。その強烈な温度差にさらされ、カメラのレンズが一瞬で曇ってしまいました。後ろに続いていたグループからも「カメラのレンズが曇るー!」「写真が白くなっちゃってる」という声が。


*  *  *  *  *


鍾乳洞の中は、浸水などによって臨時休業することがあります。関ケ原鍾乳洞のX(旧Twitter)のアカウントでは、営業情報を毎日情報発信しているのでチェックしてみてください。


レトロな雰囲気が懐かしい売店

  • 観光名所や修学旅行で入った土産店の思い出がよみがえります。
  • 天井近くに飾られた巨大なスズメバチの巣にもご注目! 巣の中は空っぽです。
  • 店内奥に展示されていた化石

※許可を得て店内撮影

売店は、どこか懐かしさを感じる店構え。子どもの頃、連れていってもらった城のふもとや由緒あるお寺の参道に並ぶ土産店を思い起こさせてくれます。地元、関ケ原をはじめ岐阜の銘菓や銘酒、子どもが喜ぶおもちゃ、アクセサリー、戦国武将の家紋をあしらったグッズなどが並んでいました。


店内の一番奥には、化石が展示されていました。岩の表面に白いチョークで描かれた円のなかにウミユリの化石を見ることができます。洞内よりも明るいからか、細かい部分まではっきり観察できました。小学生くらいの男の子が熱心に化石をのぞき込んでいたのが印象的でした。


レジカウンターの並びには、ドリンクやソフトクリームなども販売しています。鍾乳洞を楽しんだ後は、ここで喉の渇きを潤して一休みしてはいかがでしょう?

日本武尊の伝説が残る「玉倉部の清水」

  • 日本武尊がここに湧いていた清水を口にして体力を回復したと言われています。
  • 「日本武尊(?)跡」と書かれた石碑
  • 奥の鳥居は「玉倉部神社」で、鍾乳洞の入口と出口の間にあります。
  • 日本武尊の伝説は引用元によって異なる部分があるようです。
  • 玉倉部の清水を飲んだ日本武尊が腰を下ろして休んだとされる「日本武尊の腰掛岩」(写真左側の平たい岩)は、ここから南東へ700mほど歩いたところにあります。

鍾乳洞の出入口の目の前に、小さな川が流れています。ここは「玉倉部(たまくらべ)の清水」または「日本武尊居寤(やまとたけるのみこといざめ)清水」と呼ばれ、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)にまつわる伝説が残っています。 


【伝説のあらすじ】

今から2千年ほど前、日本武尊が伊吹山で荒ぶっていた神を退治しようとやって来た際、この荒神が降らせた氷雨の毒気にあたって体がふらふらになってしまいました。日本武尊は、命からがら伊吹山を下り、ふもとに湧き出ていた清水を口にすると体力が回復したのです。


この清水が「玉倉部の清水」なのだそう。ちなみに、関ケ原鍾乳洞のパンフレットには、「その昔、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が伊吹山で毒霧に遭遇し病に冒されたが、この清水で回復されたと伝えられる。」と紹介されています。


現在は、鍾乳洞内から引いた湧き水が流れ、岐阜県の名水50選のひとつにも数えられています。周りは木々が生い茂り、木陰の下にあるベンチに腰かけることができます。ここで清水のせせらぎに耳を澄ますと、汗がすーっと引き、連日の暑さからくる疲れもリフレッシュできますよ。

期間限定の関ケ原グルメ「玉倉部そば」

  • 「手打ち 玉倉部そば」の幟(のぼり)が目印です。
  • 食券売り場で注文して、空いている席で番号を呼ばれるまで待ちます。
  • ”全品儲け度外視の店”でーす!お手製のお品書きに愛を感じます。
  • 店内の一角では五平餅の販売も。1本300円はお値打ちです!

「玉倉部そば」は、地元の食材をつかった“期間限定・数量限定”のお蕎麦屋さん。関ケ原鍾乳洞の受付や売店と同じ建物の食堂で営業しています。


地元の有志による「玉倉部そばの会」が手打ちする蕎麦は、関ケ原産のそば粉を使った地産地消のご当地グルメ。蕎麦打ちから、茹で上げ、仕上げの締めに至るまで、すべてに「玉倉部の清水」を使っているのだそう。日本武尊の伝説にあやかって、元気がみなぎってきそうです。

  • さるそばセット(800円)には、かやくごはん、野菜の天ぷらがつきます。
  • 関ケ原産の素材にこだわったお蕎麦、いただきます!
  • 体重をかけて練り上げて……
  • そば切り板いっぱいに拡げ延ばしたら……
  • トントン!小気味良い音を立てながら蕎麦を切ります!
  • 観光で鍾乳洞へ来たという女の子が職人の技に見入っていました。

蕎麦打ちをしていた方のお話では「毎年ピークはお盆の頃。1日120食以上を用意してもあっという間に完売します」という人気ぶり。私が訪れた11時30分の時点で、すでに席は8割ほど埋まり完売のメニューもありました。「注文を受けてから茹でるので、用意できる量にも限りがあります」とのこと。お早めの来店が良さそうです。


手打ち職人さんと厨房スタッフさんによる絶品☆関ケ原グルメ、「玉倉部そば」をぜひ味わってください。


◆玉倉部そば

住所:岐阜県不破郡関ケ原町大字玉1328-3(関ケ原鍾乳洞売店内)

TEL:0584-43-0092(営業時間中のみ)

営業期間:4月中旬~11月末日までの土・日・祝日11:00~13:30(なくなり次第終了)

※GW・お盆は毎日営業。蕎麦の入荷状況によって変更もあります。

関ケ原鍾乳洞の周辺おすすめスポット3選

関ケ原鍾乳洞を存分に満喫したら、ぜひ近くのお出かけスポットにも足を運んでみてください。今回ご紹介するのは「玉の火薬庫」「エコミュージアム関ケ原」「胡麻の郷」の3スポット。いずれも、近くてアクセスの良い場所にあります。


【関ケ原鍾乳洞 駐車場からの距離と所要時間】

① 玉の火薬庫  150m(車で1分、徒歩2分)

② エコミュージアム関ケ原  1200m(車で2分、徒歩16分)

③ 胡麻の郷  1300m(車で3分、徒歩17分)

① 玉の火薬庫跡

  • 玉の火薬庫跡
  • 見張り役が立っていた立哨台
  • 大正初期から昭和20年までの約30年間、火薬庫として使われていました。
  • 周辺一帯に火薬庫が広がっていたことを示しています。
  • ここから見学できますが、中へは入れません。

「玉の火薬庫跡」は、関ケ原鍾乳洞のゲート横にあり、鍾乳洞から歩いていけます。「玉の火薬庫跡」というのは、地名の「玉」に由来した通称で、正式名称は「名古屋陸軍兵器補給廠関ケ原分廠(なごやりくぐんへいきほきゅうしょうせきがはらぶんしょう)」です。


第二次世界大戦の時代、大日本帝国陸軍によって、この“東洋一”と称されるほどの大きな火薬庫を建てて管理していました。


入口には火薬庫についての展示パネルがあり、その先には実際の火薬庫が広がっています。中には入れませんが、うす暗い庫内は鍾乳洞とはまた違って冷ややかな空気を感じました。2025年は戦後80年という節目の年。時間が許す限り、近代の“関ケ原の戦い”の爪痕も見ていただきたいです。


◆玉の火薬庫跡

住所:岐阜県不破郡関ケ原町大字玉地内

見学無料。向かいの広場も駐車場として利用可能。

② エコミュージアム関ケ原

  • エコミュージアム関ケ原
  • 入館は無料で、気軽に立ち寄りやすいのが魅力です。
  • 施設の周りとその奥に駐車場があります。
  • 楽しみながら関ケ原の自然を学べる仕掛けがたくさんありました。

「エコミュージアム関ケ原」は2階建ての建物で、関ケ原やその周辺地域の自然、歴史、人々の暮らしについて学べる施設です。A館とB館1階には「見る・聞く・さわる・調べる」をテーマにした展示や情報提供のコーナーがあります。


A館 情報サービスルーム

関ケ原の史跡をはじめとする情報が盛り込まれた「関ケ原なんでも情報地図」をはじめ「図書コーナー」「季節展示コーナー」「四季の自然観察ボックス」「自然情報コーナー」があり、休憩や手作りのゲームを楽しめるコーナーもあります。

B館1階 自然観察の森

入ってすぐ目の前にそびえる大木は、はしごを上って木の穴の中に手を入れることができる「木の上のかくれんぼ」というコーナーです。そのほか「ユニークな冬芽探し」「日本の特産種 ギフチョウの展示」「生き物モンタージュあそび」などがあります。

B館2階

階段またはエレベーターで2階へ上がると、自然にかかわるクラフト作品を展示した「ギャラリー」がお出迎え。その奥には、大型スクリーンが設置された「シアタールーム」では、自然や歴史にまつわる映像を上映しています。


また、「エコミュージアム関ケ原」では、定期的に「親子体験教室」や「親子観察会」など活動プログラムを企画運営しています。取材に訪れたのは夏休み中でしたので、クラフト教室に参加する小学生の姿を見かけました。興味のある方は公式サイトで開催情報をチェックしてみてはいかがでしょう?


◆エコミュージアム関ケ原(関ケ原ビジターセンター)

住所:岐阜県不破郡関ケ原町大字玉1565-3

TEL:0584-43-5724

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、12/28~1/3

入館料:無料

③ 胡麻の郷

  • ザ・セサミブラザーズの歓迎を受けて「胡麻の郷」の中へ。  ©やなせスタジオ
  • 入口の正面にある「ゴマミュージアム」の扉を開ける呪文は「ひらけゴマ」!
  • シロゴマンとクロゴマンは、やなせたかし氏によるオリジナルキャラクター
  • ゴマミュージアムの中に胡麻神社がありました。
  • ショッピングコーナーでお土産選びに迷ったら「売れ筋ランキング」をチェック!

「胡麻の郷」は、ゴマのテーマパークで、胡麻をつかったさまざまな商品を製造する工場に併設されています。エコミュージアム関ケ原の隣、岐阜県道229号線沿いで入館無料です。取材した日は、ファミリーや友人同士とみられるグループのほか、観光バスでやってきた団体客のグループにも遭遇しました。


館内へ入ると、正面には大きな岩のような壁の上には「ゴマミュージアム」看板が掲げられています。扉を開く呪文はもちろん「ひらけゴマ!」。その先には、白ゴマの「シロゴマン」と黒ゴマの「クロゴマン」の「ザ・セサミブラザーズ」が出迎えてくれます。この二人(二粒?)は、故やなせたかし氏のやなせスタジオによる「胡麻の郷」オリジナルキャラクターです。


ゴマミュージアムには、ゴマの起源や歴史、世界のゴマ文化、ゴマの作り方など多岐にわたるゴマ情報の学びがギュッと詰まっています。ゴマの世界は長く、そして広く奥深い!見ごたえのある展示は、子どもはもちろん大人も楽しめる内容です。


ゴマミュージアムの中ほどには、ひときわ目を引く赤い鳥居があります。ここ「胡麻神社」では、ご神体の「大胡麻御力真誠石」が祀られ、無料の「胡麻おみくじ」を引くことができますよ。


ゴマミュージアムの先には、休憩スペースとショッピングコーナがあります。ゴマを使用した食品・お菓子や、関ケ原のお土産などを取り扱っています。お土産選びに迷ったら「売れ筋ランキング」をチェック! レジコーナーの手前に大きなボードに商品と一緒にランキング形式でディスプレイされています。


◆胡麻の郷

住所:岐阜県不破郡関ケ原町玉1565-10

TEL:0584-43-0073

営業時間:10:00~17:00

休館日:12月25日~2月末

入館料:無料

駐車場:大型バス30台・乗用車100台

関ケ原鍾乳洞は、ひんやりして涼しいだけでなく秋のお出かけにもおすすめです。例年、関ケ原の合戦があった慶長5年9月15日(1600年10月21日)の前後には、関ケ原町一帯でさまざまな催しがあります。事前に催し情報をチェックして、合戦の史跡めぐりと組み合わせて関ケ原鍾乳洞へお出かけしてみては? 

この記事のレポーター

高橋 尚美
高橋 尚美
愛知に生まれ大学から東京へ。卒業後も都内出版社に勤め、結婚・出産を経て2009年に岐阜へ移住し、その後ライターとして活動。得意分野は、食・子育て・学び・健康・旅・住まい。趣味は歌うこと。岐阜に馴染みすぎて県外出身だと信じてもらえない私。皆さまに岐阜の魅力を「地元民と一緒に歩いてまわる」ようにお伝えします!

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