東首塚
戦死者への対応を大切にした竹中重門
JR関ケ原駅のすぐ西の跨線橋を渡ると、左手に広葉樹の森がありその中に「東首塚」があります。朱色の大きな門を抜けると、その奥にスダジイの大木が茂った塚があります。この塚は関ケ原合戦後、徳川家康が床几場で首実検をし、その後東西2ヶ所に埋葬したことから「東首塚」と呼ばれているのです。この首塚に、当時この地の領主であった竹中重門が、家康の命により関ケ原の戦いで戦死した兵士たちを埋葬しました。この首塚に埋められている戦死者の数は定かではありません。しかし、西軍・東軍、計15万人の兵がぶつかったといわれる関ケ原の戦いの規模を考えると非常に多くの戦死者が眠っているものと考えられます。
国指定・史跡名勝天然記念物
文部省告示第115号
指定年月日:昭和6年3月30日
基本情報
- 住所
- 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原908-3
- アクセス
- JR関ヶ原駅より徒歩3分
- ウェブサイト