地元レポーター発!旅のコラム

海津市「おちょぼさん(千代保稲荷神社)」で食べ歩き!!

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
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地元では「おちょぼさん」の愛称で親しまれている、岐阜県海津市にある「千代保稲荷神社」。
商売繁盛にご利益がある神社で、事務所の方とも行ったことがあります。夜に行くことが多いのですが、今回は昼間に取材。時間帯問わず、いつでも楽しめる「おちょぼさん」をご紹介します。

大きな鳥居と門前町

千代保稲荷神社(ちよほいなりじんじゃ)は、商売繁盛・家内安全のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れる神社です。

曜日に関係なく、毎月最終日に夜通し開催される「月並祭」という縁日には、毎月末(晦日)から翌一日の明け方にかけて「月越参り」が行われ、さらににぎわいます。


「なぜ月末は夜通しなのか?」というと、商売繁盛にご利益があると言われている神社なので、自営業の方たちなどが「今月もありがとうございました、来月もよろしくお願いいたします」と、月をまたいで神様にお礼とご挨拶をするためなのです。


今回の取材では、車で千代保稲荷神社へと向かいました。

鳥居の近くへ行くと無料駐車場がありますが、満車だったため有料駐車場へ。すぐに誘導員の方が案内してくださいました。有料駐車場の料金は、駐車1回あたりの支払いで前払い制のところが多いので、サッと小銭を出せるよう準備しておくのがオススメです!


そして駐車場を出ると、神社の東口から南口までの約700メートルにわたる門前町に、たくさんのお店が並びます。

商売繁盛・家内安全のご利益や金運アップ!

おちょぼさんの楽しみ方はさまざまですが、僕はまず参拝のため境内へ向かいました。

鳥居をくぐる時に一礼し、手水で身を清めます。少し進み、稲荷神のお使いである狐に奉納するための油揚げとろうそくを購入。燈明場でろうそくを立てて献灯します。

本殿に進み、お供え台に油揚げをお供えし、お賽銭を納めて参拝。他の神社と同じ”二拝二拍手一拝”です。


参道に戻れば、お店に金運アップグッズも並んでいます。熊手や招き猫、カエルなど、カラフルで見てるだけでも楽しくなる、日本ならではの金運グッズがずらり。

今の自分に必要な1つをじっくり選びたくなります。

おちょぼさんと言えば「串カツ」!

”おちょぼさん”と言えば、有名なのが「串カツ」。だいたいのお店が1本から注文できます。

「ソース・味噌・どて」の3種類をぜひ食べていただきたいです。東海地方の方であれば「どて」が何か分かると思いますが、ホルモンを甘めに味付けして赤味噌で煮たものです。


おちょぼさんでは、これが串になっています。しかも柔らかくて美味しい!店先の大きな鍋の中で、たくさんのどてが煮られている光景もここならでは。


そして、串カツの「味噌」は、どての旨味が染み出たこの赤味噌に豚串をくぐらせたもの。

どても串カツも、お店によって衣の付き具合や味噌の味が異なります。自分好みのお店を探すのも楽しみですね。

 

[京や]

住所:岐阜県海津市平田町三郷1788-1

電話番号:0584-66-2190

地元のフルーツを使ったかき氷

串カツの後は、スイーツ!

おちょぼさんは草餅が有名ですが、今回久しぶりに訪れたら新しいお店が増えていました。

 

海津市は「南濃みかん」が有名。そのみかん果汁に鶏肉を漬け込んで作る「美濃からあげ」に惹かれて立ち寄ったお店に、手作りシロップのかき氷がありました。

海津生いちご、こめ飴ジンジャー、南濃みかん、生スイカ、海津はっさく、生巨峰、など、どの味も魅力的!悩んだ末に選んだのは「海津いちご」と「海津はっさく」。

ふわふわの氷にたっぷりかけられたフルーツシロップは、果物そのものの味がとても濃厚で最高でした。


[美濃からあげ でんえん]

住所:岐阜県海津市平田町三郷字村内1994-1

電話番号:0584-40-1280

映えスポットにお買い得なお店も!


おみやげ処にて、お芋のブリュレがパフェにトッピングされ、しかも好きなだけ”追いチップス”ができるお店を発見。ワークショップ気分で楽しくなり、ついついチップスをたくさん乗せてしましました!映え写真用の撮影スポットや、座って食べられるように椅子も置いてありました。

 

そしてちょっと懐かしい、昔ながらのお菓子を販売する店も数軒ありました。その中に、割れてしまったりした規格外のあられを販売するお店が。有名なお菓子メーカーのあられで、見たことのある商品がいくつも並んでいました。お値段は正規商品より安く、中身もたくさん入っているのでお買い得ですね!


夜に来た時は、混雑していてなかなか色々なお店を見られませんでしたが、平日の昼間に訪れたおちょぼさんでは、こんなにもゆっくりお店や商品を見ることができました。おかげで新たな発見がたくさんありました。


ぜひ、皆さんも”おちょぼさん”へお越しください!

この記事のレポーター

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
1996年10月6日岐阜県岐阜市生まれ。岐阜市プロモーション大使。飛騨市観光プロモーション大使。
ボーイズグループMAG!C☆PRINCEのメンバーとして、東海地方を中心に活動中。
テレビやラジオ番組・舞台などで、活躍の場を広げている。

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打ち合わせにはカフェや喫茶店に行き、休憩にも行き、時間があるとまた行き、1日の行動を思い返せば、何度も喫茶店へ行ってます。喫茶店文化の中で育ったので、子どもの頃は「大人って時間があると喫茶店に行くな」と思っていましたが、大人になった今は、どっぷり岐阜の文化人です。
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