地元レポーター発!旅のコラム

下呂温泉街で食べ歩き~親子で日帰り列車の旅~

あすみん
あすみん
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日本三名泉として有名な下呂温泉。観光地飛騨高山とのアクセスも良く、日帰りでも楽しめるのをご存知ですか?飛騨地域へ旅行をお考えの方は、のんびり列車に乗って、隣の市まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
今回は私の地元、飛騨高山が出発地です。良く晴れた朝、「そうだ、列車で下呂へ行こう!」と思い立ち、秋深まる下呂温泉街へ息子とミニ旅行に行ってきました。高山駅をワンマン列車で出発すると、8つの駅を経由して約1時間で下呂駅に到着します(自家用車でも所要時間は同じくらいです)。 
下呂温泉街でぶらりと食べ歩き、紅葉スポットや神社仏閣を巡り、足湯につかり、お土産を買って高山へ帰るコースで、とても充実した一日になりました。皆さんもぜひ、ゆっくりと景色を眺めながら列車の旅をお楽しみください。

【下呂温泉街イベント情報】12月~3月はウィンターイルミネーション、12月中は毎週土曜日(24日まで)20時から「下呂温泉花火ミュージカル冬公演」、1月~3月の毎週土曜日は20時半から「冬の下呂温泉花火物語」が開催されます。

高山駅~下呂駅 ーワンマン列車の旅ー

  • 高山駅2階に改札や売店があります。
  • 駅弁の金亀館
  • 新型車両(HC85系)をイメージした「デビュー記念弁当」
  • 「かっこいい〜」と眺めていました。

高山駅2階へ上がると、改札横に駅弁やお茶などを販売する「金亀館」があります。そこで息子が発見したのは、JR高山本線に2022年7月にデビューした新型車両(HC85系)をイメージした「デビュー記念弁当」。

下呂で食べ歩きの予定も控えていましたが、「これも食べる!」とのことで、息子の分を購入しました。かっこいいデザインなので、子供たちや鉄道マニアにはたまらない一品だと思います。

  • 下呂駅までの切符を購入。
  • 「どこまで行くの?」「下呂まで!」「3番ホームへ行ってね。」
  • 押していいの?…ポチ
  • 「開いたー!!」
  • 車窓を色鮮やかな景色が流れていきます。
  • 許可をもらって運転士さんのお仕事姿を撮影。

息子は初めて自分で切符を購入。駅員さんに切符を渡し行先を告げると「三番ホームへ行ってね」と案内をいただきました。すでにホームに来ていた列車は扉が全て閉まっており、息子は困惑顔…。

私「そのボタンを押してみて?」 息子「開いたー!!」 ワンマン列車が初めての息子には、自分で列車の扉を開ける方式は新鮮だったようです。

下呂駅までは1時間ほど。車窓からの美しい紅葉を眺めたり、運転手さんの仕事ぶりを見学したりしながら過ごします。

下呂温泉街散策スタート!

  • 足湯がいっぱいだったので、ひとまず駅弁を食べることに。
  • 下呂駅に到着!
  • 駅前では温泉が湯気をあげています。
  • 下呂駅温泉塔
  • 下呂温泉街へ、散策スタート!
  • 下呂大橋が架かる川沿いに、足湯ができる「噴泉池」があります。
  • 下呂にはカエルが至る所に!
  • 足元にもカエルがいます!探してみてね。
  • 石灯籠の窓もカエル型。
  • 「かえる神社」と読みます。

下呂駅に到着!まずは駅から徒歩5分の場所にある「噴泉池」へ向かいました。足湯目当てでしたが、人が多すぎて入れず…、ひとまず高山駅で購入した駅弁を食べることにしました。

下呂温泉街には、足湯や日帰り入浴できる施設がたくさんあるので、散策しながら探すのも楽しそうです。不安な方は、下呂駅前の観光案内所へお立ち寄りください。そこで「湯めぐり手形」を入手できます。この手形を1枚持っていれば、手形加盟旅館の中から3箇所を選んで入浴できるのでおススメです。


紅葉が美しい雨情公園へ

  • 雨情公園の紅葉
  • 雨情公園までの道沿いの紅葉
  • 雨情公園の少し奥の方を上から見た様子
  • 雨情公園、とても広いです!
  • 雰囲気の良いベンチ

下呂駅側から、川に架かる大きな「下呂大橋」を渡り、まっすぐ坂を上っていくと、真っ赤に色づいたたくさんの紅葉が見えてきました。

道中の川沿いの紅葉も色づき、風情ある景色が楽しめます。雨情公園内では、成人式の前撮りや紅葉狩りを楽しむ方々がいましたが、とても広い公園なので景色を独り占めしているような気分になれました!春には桜の絶景が楽しめると地元の方が教えてくださいましたので、また遊びに行きたいと思います。


下呂温泉の新名所「OREG CAFE.nie (オレッグ カフェ)」

  • 和牛100% 飛騨牛ブレンドのハンバーガー
  • シャインマスカットのケーキとカヌレ
  • 「下呂温泉のキャベツ畑」というケーキ
  • カヌレがおいしくて、お土産にも買って帰りました!
  • OREG CAFE.nice 外観
  • ショーケースにたくさんのケーキ
  • オープンエアな店内

2022年秋にオープンした「OREG CAFE.nie」は雨情公園近くにあります。下呂市を一望できる場所にあり、明るい店内やテラス席で味わうスイーツは、景色も相まって格別です!私がお邪魔したお昼時は入口に行列ができるほど賑わっていました。

スイーツのお店と思いケーキを注文しましたが、飛騨牛ブレンドのハンバーガーもメニューにあり、周りにつられて私も注文しました。和牛100%のハンバーガーは絶品でした!また、地元食材をふんだんに使ったオレッググラタン等も人気です。

「OREG CAFE.nie」は、名古屋で親しまれる1992年創業の洋菓子店「REGNIE(レニエ)」が下呂市にオープンした新店舗です。
オーナーシェフ・長谷川さんは下呂の出身。店名のOREG(オレッグ)を逆から読むと…GERO(下呂)になります!地元愛を感じますね。営業日は土日月、祝日のみ(11月~3月は冬季休業)です。

「白鷺伝説」と関わり深い「温泉寺」へ

  • 173段の階段を登り切った先には…
  • 紅葉が美しい温泉寺
  • 座って見られるように椅子が用意されている
  • 温泉寺 本堂の奥にある別館
  • 別館の1番奥の部屋の窓 絶景です!
  • 書道展や写真展が開催されていました。

1000年の歴史を持つ下呂温泉。その昔、薬師如来が傷ついた一羽の白鷺に姿を変えて飛騨川でその傷を癒し、源泉のありかを村人に知らせたと言う「白鷺伝説」をご存知ですか?その白鷺に化身し、温泉の湧出を知らせた薬師如来を本尊とするのが、醫王霊山「温泉寺」です。

私が伺った日はちょうど紅葉真っ盛りで観光客も多く、173段の階段を登り切った方々から歓声が上がっていました。

「温泉寺」 紅葉ライトアップ(期間限定)

  • 温泉寺 本堂
  • どこを切り取っても美しい
  • 毎年期間限定でライトアップが開催されます。
  • 天気が良いと満点の星空も見えます。
  • ライトアップ時、別館窓からの紅葉
  • ポートレート撮影にも最高のロケーション

夕方からはライトアップがあると聞き、一度高山へ戻ってから再度訪問。ライトアップされた紅葉の美しい光景に感動しました。温泉寺では随時さまざまなイベントが開催されており、この日は書展や写真展が開催されていました。

また、例年はライトアップの期間限定で、15人まで入れる「もみじ足湯」が設置され、ミニコンサートなどのイベントも開催されるそうです。

※今年の温泉寺紅葉ライトアップ(2022年11月11日~20日)は終了しました。


スイーツと足湯を同時に楽しめる「ゆあみ屋」

  • ゆあみ屋の「桶の壁」は映えスポットになっています。
  • 足湯に浸かりながら温玉ソフト…至福の時です。
  • 温かい温泉に浸かった「ほんわかプリン」
  • 桶の壁の前でぜひ撮影を!

下呂温泉には、スイーツと足湯を同時に楽しめるお店があります。「下呂温泉足湯の里 ゆあみ屋」はソフトクリームに温泉卵が乗った「温玉ソフト」が1番人気!

私も、足湯で温まりながら冷たい「温玉ソフト」を食べて、最高のリラックスタイムを堪能しました。桶で温めたとろーり食感の「ほんわかプリン」もおススメです!

お店の入口には桶に様々な手ぬぐいを装飾したカラフルな桶の壁があり、映えスポットにもなっています。


姉妹店に、「下呂温泉 GERO GERO みるくスタンド」や「下呂温泉 GERO GERO バタースタンド」があります。
温泉街散策の休憩に、ぜひお立ち寄りください。

クレープ専門店「Un du plaisir(アン デュ プレジール)」

  • チョコバナナと明太ポテトのクレープ
  • Un du plaisir(アン デュ プレジール)外観
  • 中にはカフェスペースがあります。テイクアウトも可能。
  • 数量限定のケロケロスペシャル
  • 購入時にガラガラを回してカエルの色が決まります。

食べ歩き最後のお店は下呂市森の「Un du plaisir(アン デュ プレジール)」。息子のリクエストでクレープ屋さんへ行きました。おススメと聞いていた数量限定の「ケロケロスペシャル」は売り切れていましたが、各々好きなクレープを食べられて、大満足でした。

(「ケロケロスペシャル」は、購入時にくじを引いてトッピングのカエルの色が決まるという遊び心ある一品です)

店内にはカフェスペースがあり、窓からは下呂の街並みを眺めることができます(テイクアウト可)。


下呂温泉 冬季の花火大会が始まります!(12月~3月)

  • 開催日によって花火打ち上げ数が違うそうです。
  • ウィンターイルミネーション
  • キャンドルナイト
  • 大きなツリーは待ち合わせ場所になっていました。
  • 川沿いからの眺め

下呂の街をたくさん歩いた一日。息子は帰りの列車で爆睡していました。あとから感想を聞いたら、温泉大好きな息子は「いっぱい歩いて足が疲れたけど、すごく楽しかった!次は温泉に入りに行きたい。」とのこと。


12月からは下呂温泉街が花火大会シーズンに入ります。素敵なイベント盛りだくさんなので、それに合わせてまたお出かけしようと約束をしました。皆様もぜひ、ご家族で、ご友人同士で、カップルで、下呂温泉へお出かけください。

宿泊のお客様は自室から花火を観られるかもしれませんね(宿泊先へお問合せください)。また、桟敷席を予約してゆったりと花火を楽しむこともできるそうです。

この記事のレポーター

あすみん
あすみん
“飛騨の景色を届けたい”をモットーに
カメラ抱えて東へ西へ
生まれ育った飛騨が大好き
GIFUを世界へ! ママフォトグラファー

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