地元レポーター発!旅のコラム

岐阜県・多治見市にある七窯社で素敵なアクセサリーを見つけてみませんか?

ハマダアヤノ
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岐阜県多治見市といえば、焼き物である「美濃焼」がとても有名な地域です。せっかく岐阜に観光に来たのであれば、そんな美濃焼と同じ素材でできている素敵なアイテムを、旅の思い出としてお土産に選んでみませんか?

今回は、美濃焼でできたおしゃれで可愛らしいアクセサリーを作っている七窯社(ななようしゃ)に、取材をしてきました。

美濃焼アクセサリーが誕生したきっかけ

七窯社は元々、美濃焼製の外壁タイル製造が中心の会社でした。しかし近年、他の建築素材が台頭したり、タイル貼り建造物の維持管理に関する法律が改定され管理費用が増加したなどの理由があり、外壁タイルの需要は減ってしまいました。


そんな中で、今後の社会において自分たちの会社は何ができるのか考え、他に何か作れないかと、当時インターンとして働いていた学生たちにアイデアを聞いてみたところ「美濃焼で作るアクセサリー」という答えに辿り着きました。


これまでは、外壁タイルで建物を彩ってきましたが、今度は建物だけでなく人も彩ることができるのではと、アクセサリー制作を始めることになりました。

日本国内はもちろん海外にもファンがいる七窯社のアクセサリーたち

独特の風合いがある七窯社のアクセサリー。


その魅力に惹かれる方はたくさんいます。日本国内では、より多くの方に実際に手に取っていただけるよう、全国に取り扱い店舗を増やしています。他にもマルシェなどのイベントに積極的に出展していたり、国内に留まらず、海外の方に向けても販売を行っています。


そして全国各地で七窯社のアクセサリーを見ることができる中でも、ファンの方は、岐阜県多治見市にある七窯社の本店まで来店されます。


その理由は、商品が種類豊富にあることです。基本的には全商品が揃っており、在庫が少なく他店には出せない生産終了品も取り扱っているので、種類が豊富となっています。


他にも、取扱店舗様やイベントで七窯社を知ったというお客様が、もっとたくさんの商品を見たいという理由で本店までご来店されたり、タイルに興味があって多治見市を観光したい方、製造の過程を見学したいとワークショップに来られる方もいらっしゃいます。

廃材を活用したブランド「Re.Juile」

タイルの端材から生地を削り出し、形が際立つよう装飾を塗り重ねて作られたアクセサリーや、廃棄する釉薬を混ぜ合わせ彩られたジュエリー、タイルを集めて砕き、欠片を組み合わせてできたジュエリーなど、廃棄されるものを、そのまま捨ててしまうのではなく、再利用できないかと考え生まれたアクセサリーブランド「Re.Juile(リジュイル)」。


クラウドファンディングをしたところ、その想いに共感する方たちから多くの支援を受けました。こうして生まれたブランドは、七窯社の新たなアクセサリーとして人気があります。これまでのアクセサリーとはテイストの違うジュエリーも、ぜひ楽しんでみてください。

ワークショップや工場見学も楽しむことができます

七窯社では、アクセサリーがどのようにできていくのか、成形や焼成、絵付けまで全ての制作過程を見ることができる工場見学を行っています。ファンの方はもちろん、アクセサリーを普段自分で作っているという方や物作りが好きな方は、とても楽しめる内容だと思います。


全国で販売されている七窯社のアクセサリーが、手作業であるにもかかわらず、なぜたくさん作ることができるのかも知ることができます。そして工場の見学だけでなく、絵付けの体験ができるワークショップも開催していますので、実際に自分でも何か作ってみたいという方は、ぜひワークショップに参加してみてはいかがでしょうか。

旅のお土産や楽しい体験を存分にできる七窯社でお気に入りのアイテムを見つけてみませんか?

店舗の外観もこだわりがあって可愛いデザインの七窯社に、旅の思い出やお土産を探しにいきませんか?秋には、毎年アクセサリーの新作が発表されるので、これからの時期はより楽しみがいっぱいです。自分だけの大切なアクセサリーをぜひ見つけてくださいね。

この記事のレポーター

ハマダアヤノ
ハマダアヤノ
28歳でウェディング専門花屋を起業。新型コロナウイルスの影響を受け、自分の人生をより自由に選択できるようにと店舗を縮小し、フリーのライター兼フォトグラファーとして活動を始める。現在はクリエイティブな仕事を請け負うマルチクリエイターとして活動中。

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