地元レポーター発!旅のコラム

「各務原航空自衛隊 岐阜基地を見学」

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
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岐阜市に住んでいると、隣の市である各務原に航空自衛隊岐阜基地があり、飛行機が飛んでいるのが見えます。航空自衛隊と普段の生活とはあまり結びつかないですが、TVアニメ「ひそねとまそたん」に航空自衛隊岐阜基地や飛行開発実験団が登場し、とても忠実に風景が描写されているとの事で興味が湧きました。
僕は、ぎふ信長まつりで信長を演じた事があり、騎馬武者行列にも岐阜基地の隊員が参加しているという事を知り、そこから自衛隊の活動が身近なものになりました。そんな事から一般見学が定期的に開催されているので、基地見学に行ってみました。

≪貴重な基地を見学≫

見学は受入可能日の平日火曜日・木曜日の午前・午後。

午前は10時~12時、午後は13時半~15時半の2時間です。

HPやXでお知らせされます。僕はXをフォローしているので、お知らせが入るようになっています。

2カ月前から申込ができ、3週間前までに受付をしないと見学できませんので、早めの計画をおススメします。

≪いざ見学へ≫

基地の説明を聞いた後、広報官へ。

ここでは、旧軍関係の装備品や航空自衛隊に関する物が展示してあります。

写真を撮っても大丈夫な所なので、沢山撮って来ました。

広報館はレトロな洋館で、入ってすぐの廊下でまず撮ってしまいました。

基地指令室に入ると、基地司令のデスクがあり、ここは記念撮影ポイントなので必ず写真を撮ってほしい所です。そこには陸軍中将用正衣袴の展示がされており、アイドルの衣装のような制服でした。飾りが多ければ多いほど階級が高いと説明があり、装飾にも意味があることを初めて知りました。

刀や木製のプロペラの展示と歴史を見た後、手作りの大編隊の模型を見つけました。隊員の方の手作りとお聞きし、様々な形で広報活動をされている事を知りました。

≪航空機関連品・展示エリア≫

広報館の中にある航空機関連品エリアでは、F-86F前部胴体が展示してあり、こちらも撮影ポイントです。乗って撮影できるので、是非撮って下さい。

機体が滑り台の様になっているとの事で、主に子どもさんが入る設定らしいですが、僕もやってみました。身長182センチですが、大丈夫でしたので記念に機体の中に入ってみて下さい。

その他にもシートやミサイルの展示、岐阜基地に来られた方のサインがあるエリアもあります。もしかしたら僕のサインもあるかもしれないのでチェックしてみて下さい。

≪地上展示機(現役引退機)≫

野外に展示してある現役引退機を見学。

コチラも自由に写真が撮れます。

輸送機からプロペラ機まであるので、機体の大きさの違いがとてもよく分かります。

輸送機の下に入って写してみました。飛行機の下に入れるなんて、なかなか無い事なので感動しました。

≪飛行開発団エプロン地区の見学≫

エプロンって何?と思いましたが、調べてみると「飛行場の中で貨物の積みおろし、給油や整備など航空機を駐機するための場所」という事でした。

今回は取材の為、特別に操縦席に乗らせて頂きました。

見学の際は写真は撮れますが、自由に撮る事はできませんので、必ず指示に従いましょう。

実際に整備している方やパイロット方のお話も伺え、自衛隊の仕事がよく分かりました。

≪売店≫ 

気になる売店でお買い物タイムです。

基地内のコンビニが売店ですが、通常のコンビニとは違った商品が置いてあります。

岐阜基地のマグカップ、お菓子、ブルーインパルスの商品やバッグなども沢山ありました。特にバッグクなどは、いろんなサイズのものがあり実用的なものがあり、欲しい物ばかりです。

≪特別に食堂体験をしてきました≫

通常の見学で食堂を利用する事は出来ませんが、取材してまいりました。

食堂ではその日のメニューが決まっていて、順番に並び主食のおかずや副菜などをトレーの上に自分で乗せて行きます。お茶も何種類かあり、温かいもの、冷たい物が選べるようになってました。この日はオニオンリング、キャベツのサラダ、パスタ、コーヒーゼリー。ごはんは自由に食べれる量を自分でよそいました。シビアだと思ったのは、パスタを食べる際、口の周りが汚れるのでテッシュを取ろうとすると、1人1枚と書いてありました。つい2~3枚取ってしまいがちですが、大勢になると積み重ねが大きいため、大切な事だと、日々の生活を反省しました。

隊員の方々がとても楽しそうに食事されていたのがとても印象的でした。

≪基地司令と≫

岐阜基地に取材を申し込んだ際、基地司令との面談をお願いしたら、受けて下さいました。

岐阜基地の事、自衛隊の事、基地司令の仕事等様々な事をお話でき、今回の岐阜基地の取材を通して、自衛隊の事がよく分かりました。

見学は平日に開催されますが、夏休み等を利用して子どもさんと見学するのもいいですし、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館へ行かれる際は、少し早めに計画を立て、岐阜基地見学も兼ねて岐阜に観光でお越しくださると嬉しいです。

≪申込方法≫

基地見学申請書を提出し、申込となります。

詳しくは以下「申込方法」のURLを参考にしてください。


見学に関して分からない事があれば、とっても親切に教えて頂けるので、電話で聞いてみて下さい。

航空自衛隊岐阜基地 基地渉外室広報係

058-382-1101(代表)

※電話をかけたら、交換に繋がります。「基地見学の問い合わせ」と伝えるとスムーズです。

≪岐阜基地の祭り≫ 

基地見学の他にも、一般の方が入れる自衛隊岐阜基地のお祭りがあります。

 

8月に開催される「岐阜基地 納涼祭」。

基地のグラウンドに大きな櫓が立ち、出店や盆踊りで盛り上がります。

櫓は毎日少しづつ組まれて行き、約1か月かかって完成します。

この様子を見るとワクワク度が増して行きます。

地域の方々はじめ、沢山の人で踊る盆踊り、楽しみです。

≪最後に・・・≫ 

11月に開催される「岐阜基地 航空祭」。

航空祭前になると、練習がはじまり、空が賑やかになります。

航空祭では、基地内に入る事ができ、滑走路から飛びたつ姿が見られたり、岐阜基地・部隊装備品等を公開し、航空機の飛行及び地上展示を行います。

岐阜といえば、飛行開発実験団!異機種大編隊は見ものです。

遠くの空から大きさが違う米粒くらいの飛行機が段々近づいて来て、自分のいる上を通って行きます。隣の人と話していても何も聞こえないくらいの飛行機音です。

見学の場合は、写真を撮る際、「この角度からは良いですが、コチラはダメです。」等の指示が出ますが、航空祭の日は入れる所は撮影OKです。

是非岐阜基地の航空祭にもお出かけ下さい。

 

*開催年により日にちが違いますので、詳しい開催日はHP等をご確認下さい。

この記事のレポーター

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
1996年10月6日岐阜県岐阜市生まれ。岐阜市プロモーション大使。飛騨市観光プロモーション大使。
ボーイズグループMAG!C☆PRINCEのメンバーとして、東海地方を中心に活動中。
テレビやラジオ番組・舞台などで、活躍の場を広げている。

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