地元レポーター発!旅のコラム

川原町に「十八楼離れ 宿いとう」がオープン!岐阜の歴史や文化に触れる旅

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
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川原町は懐かしさと新しさ、そして岐阜がギュっと詰まってる場所。僕の大好きな場所のひとつでもあります。
県外の友達からよく聞かれますが、「川原町(かわらまち)」は町の名前ではなく総称です。長良橋の南にある鵜飼乗船乗場から西に広がる湊町、玉井町、元浜町のことを通称「川原町」といいます。
今回は、川原町にできた新しい宿泊施設「十八楼離れ 宿いとう」とその周辺をブラっとする岐阜の旅をお届けします。

【十八楼離れ 宿いとう】

川原町にある「長良川温泉十八楼」さんは、何度もお世話になっている老舗の宿。その十八楼さんが、戦後直後に建てられた旅館(旧いとう旅館)をリノベーションし、一棟貸しの宿泊施設「十八楼離れ 宿いとう」として営業をスタートさせたと聞き、早速行ってみました。

高松宮ご夫妻が宿泊されるなど、皇室ゆかりの宿だっただけに、景色がものすごくいいです!

庭に出ると、今まで見たことのない長良川の光景が見えました。

【鶯(うぐいす)と燕(つばめ)】

新しい宿泊施設は木造の2棟。西棟「鶯」(187平方メートル)が定員7人、東棟「燕」(137平方メートル)は定員5人となっています。

太い梁には、宿を建てた棟梁(とうりょう:大工の親方)の名前や、当時の女将の名前が書いてあります。こんなに太い木があるんだ、木造建築の構造はこうなっているんだと、タイムスリップした気持ちで見てしまいます。写真が好きな僕は、どの角度から撮ったらカッコいいんだろうと、思考を巡らせながら梁を眺めました。


「竿縁天井(さおぶちてんじょう)」と呼ばれる細かい横木に木目の板を並べた天井や、板をスライドさせると風が入るようになる「無双窓(むそうまど)」、鮮やかな緑が特徴なガラスなど、歴史ある旅館と日本の素晴らしい技術にうっとりします。

旧いとう旅館を活かしながら、一部を吹き抜けにして快適な空間がつくられており、キッチンやランドリー、デッキ、露天風呂も備えられています。1泊だけではもったいない、長期滞在したくなる宿です。

 

さらに驚いたのが露天風呂。鶯棟の露天風呂に入った瞬間「ホーホケキョ」と鶯の声が。

扉を開けるとセンサーで鳴き声が聞こえる仕組みになっているのかと思いましたが、本物の鳴き声でした。なんと!鶯が近くに住んでいるようです。

朝風呂に入りながら鶯の声を聞くなんて、とっても贅沢ですね。外国の方にもぜひ味わっていただきたいです。


十八楼離れ 宿いとう

住所:〒500-8007 岐阜県岐阜市元浜町35-6

電話番号:058-265-1551

【金華山の麓を散歩し、鏡岩水源地へ】

岐阜公園から公園北部を流れる水路、通称「湊コミュニティ水路」に沿って東へ歩くと見えてくる景観がお気に入りです。真っすぐ歩いて行くと岐阜護国神社の前へ出て、さらに小道を歩くと、ちょっとレトロな壁が見えてきます。ここ「鏡岩(かがみいわ)水源地」も、写真を撮ってほしいおススメの場所です。

 

鏡岩水源地はただ映える写真が撮れるだけではなく、実は岐阜の秘密が学べる場所でもあります。秘密というのは、岐阜の水です。

岐阜市の水は、水道原水として地下水を利用していますが、鏡岩水源地は長良川の伏流水を水道原水として利用しています。敷地内には「水の資料館」「水の体験学習館」があり、水について学ぶことができます。


鏡岩水源地「水の資料館」

住所:〒500-8001 岐阜市鏡岩408-2

開館時間:9:30~16:00

休館日:毎週月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

※月曜日が祝日の場合はその翌日

【岐阜市鵜飼観覧船事務所】

鵜飼乗船やチケットのことは「岐阜市鵜飼観覧船事務所」にお任せ。とっても親切に教えてくれます。最近、この事務所の前に新たな写真スポットができました!ぜひここの前でも写真を撮ってほしいです。


そしておススメがもうひとつ。鵜飼は夜がメインですが、明るい時の乗船場も長良川の景色としてとても美しいです!毎年新しい観覧船が造られるのですが、今年はどんな船なのだろうと楽しみにしていました。船の名前は市長が決めていて、今年は「吉祥丸」という未来が明るくなることを願う名前になりました。今一番乗りたい船です。

 

朝から夜まで見どころ満載の岐阜へどうぞお越しください。


岐阜市鵜飼観覧船事務所 

住所:〒500-8009 岐阜市湊町1-2

電話番号:058-262-0104

【緑水庵 川原町店】

散策に疲れたら、鵜飼観覧船事務所の斜め前にある「緑水庵 川原町店」へ。築130年の古民家をカフェにリノベーションした建物で、映画やドラマの撮影にも使われています。


和菓子店が経営しているお店だから、何を食べてもおいしい!「水まんじゅう」や「わらび餅」がトッピングされた珍しいかき氷も人気ですが、やっぱり僕は「みたらし団子」が一番好きです。

お団子は岐阜県産美濃ハツシモの米粉を使って、毎朝店頭でその日の分だけ作られます。外はパリッと、中はふわっとした感じのお団子と、地元の醤油屋さんでこのお団子のために作られたオリジナルの醤油がとっても合います。和菓子職人が炊いた粒餡のお団子も同じくおススメです。


また、岐阜のお土産といえば「鮎菓子」。緑水庵では様々な種類の鮎菓子を購入できます。通常のカステラ生地に求肥を入れたものの他、苺、チョコ、ブルーベリー、さらに季節限定の最高級干柿を使った「美濃加茂の堂上蜂谷柿鮎菓子」があるのはココだけです!


緑水庵川原町店

住所:〒500-8009 岐阜市湊町48

電話番号:058-215-5476

営業時間:11:00~19:00(L.O 18:00)

定休日:火・水曜日

駐車場:無し

この記事のレポーター

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
1996年10月6日岐阜県岐阜市生まれ。岐阜市プロモーション大使。飛騨市観光プロモーション大使。
ボーイズグループMAG!C☆PRINCEのメンバーとして、東海地方を中心に活動中。
テレビやラジオ番組・舞台などで、活躍の場を広げている。

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