地元レポーター発!旅のコラム

岐阜県・東白川村にあるGifutoでお茶と本を楽しみながらゆったりとした時間を過ごしませんか?

ハマダアヤノ(2021年度~2023年度)
ハマダアヤノ(2021年度~2023年度)
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みなさんは、岐阜県加茂郡東白川村(ひがししらかわむら)をご存知ですか?

東白川村は、土地の名産である白川茶を育てている茶畑が所々に広がっており、日本の美しい村としても認定されるほど、自然が豊かでのどかな風景を楽しめる地域です。

今回はそんな素敵な場所で、古民家を改装して日本茶ブックカフェを運営しているGifuto(ギフト)にお邪魔してきました。

Gifutoでは、とても心地の良い時間を過ごすことができたので、忙しい毎日にゆっくりした時間を取りたいと思っている方はぜひドライブをしながら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大きな手作り看板を目印に

私の住んでいる名古屋から東白川村に向かうには、国道41号線を北上し、白川町で県道62号線へ入るのですが、少し進むと「本」と書かれた大きな看板を見つけることができます。その看板を目印に、山の方へ目を向けると、東白川村の美しい風景と馴染んだ古民家があります。


外観を見ると、本やお茶にまつわる文章が書かれた印象的なデザインの横断幕が目に飛び込んできます。こちらの横断幕は、お茶と本が好きな店主自らが制作したもの。本やお茶が好きな方は、特に気になるのではないでしょうか。

古民家の風情を残したままの店内

入り口の扉を開けると、まず目に入ってくるのは、大きな土間。


古い民家では玄関として使われていた土間が、そのまま生かされているので、どこか懐かしい印象を受ける方もいるのではないでしょうか。


入り口では、可愛い置物たちがお出迎えしてくれます。どこもかしこも昔のままの雰囲気を感じられるので、その心地よい雰囲気を感じたり、写真を撮影をしたりして、入り口でまず立ち止まってしまうと思います。

人が集まる日本茶ブックカフェ

土間から上がると、大きなストーブがある部屋へと繋がっています。ここはカフェのメインスペースであり、冬になると暖を取るために多くの人がこの部屋に集まるそうです。


「本に合うお茶を出す」という想いのもと、日本茶ブックカフェとして運営をしているGifuto。


たくさんの本に囲まれながら、おいしいお茶が飲めるこの場所は、一人で過ごすことはもちろん、気の合う仲間とゆったり過ごせる、そんな空間になっています。何より、本がたくさんあるので、読書が好きな人は、ずっと居たいと思うのではないでしょうか。


そして、メインのカフェスペースから奥へ進むと、畳のある隣の部屋へと繋がっています。そこには、これまでに店主が選んで集めた本が所狭しと並んでいます。


様々なジャンルの中から選んでいるので、気になるものがあれば、店主とその本について話すのも楽しいと思います。

古道具を見る楽しさ、選ぶ楽しさを

さらに部屋の奥へと進むと、何やら物がたくさん並んでいる部屋へと辿り着きます。


ここにあるものは、この古民家や蔵から出てきた、昔使われていた家具や道具です。懐かしいものもあれば、見たことがないものもありますが、アンティークや古い物が好きな人には、ときめきが抑えられない空間ではないでしょうか。


見るだけでも楽しいのですが、購入もできるので、宝探しの気分で色々な家具や道具をぜひチェックしてみてくださいね。

おいしいお茶と本と時間を楽しめる空間

取材を終えて一息ついていると、店主がお茶を出してくれました。


初夏にぴったりの水出し煎茶がとてもおいしかったので、家でも飲みたいと思い、販売用のお茶を購入しました。お茶の隣には、「倒れない湯呑み」も販売されていて、おしゃれな英字の文章が書かれた素敵なデザインは、お土産にもおすすめです。


昔懐かしい古民家で、おいしいお茶と、たくさんの古い本や道具に囲まれて、とても良い時間を過ごすことができました。


忙しい毎日に、少しゆったりと休憩する時間が欲しいなという人は、ぜひ岐阜県・東白川村にあるGifutoに行ってみてください。心穏やかになれる時間を過ごせると思います。

この記事のレポーター

ハマダアヤノ(2021年度~2023年度)
ハマダアヤノ(2021年度~2023年度)
28歳でウェディング専門花屋を起業。新型コロナウイルスの影響を受け、自分の人生をより自由に選択できるようにと店舗を縮小し、フリーのライター兼フォトグラファーとして活動を始める。現在はクリエイティブな仕事を請け負うマルチクリエイターとして活動中。

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