地元レポーター発!旅のコラム

2024年の注目インフラツーリズム!岐阜のダム3選

ちゃんた(2021年度~2023年度)
ちゃんた(2021年度~2023年度)
投稿日;
岐阜県は日本一の包蔵水力(ほうぞうすいりょく)を誇る地域です。豊富な水力資源を有している岐阜のダムや、個人的に注目しているダムを紹介していきます。

岐阜県が全国一位!包蔵水力とは?

包蔵水力とは、まだ使われていない水資源を含めた水力発電の量を表す数値です。これは降水量と高低差から求められる数値で、岐阜県は包蔵水力が全国一位の県なのです。岐阜県が豊かな水と雄大な山々を有している証拠ですね。


日本一の水力発電ポテンシャルを持っている岐阜県には多くのダムがあります。今回は、その中から筆者が注目している3つのダムを紹介していきたいと思います。

今年100周年を迎える「大井ダム」

岐阜県恵那市と中津川市に跨る大井ダムは、2024年に完成から100周年を迎えます。大井ダムが完成したのは1924年(大正13年)です。今年、大きな節目を迎える大井ダムを見ていきましょう。

大井ダムの特徴はゲートが21門もあることです。この数は非常に多くて、全国的に見ても珍しいそうです。このダム建設を主導したのは、あの福澤桃介(ふくざわももすけ)だということも、ぜひ覚えておきたいポイントですね。

大井ダムの堤体は一般の人が入れるようになっています。近代化産業遺産として認定されている、歴史ある大井ダムを近くで観ることができるのは嬉しいですね。

大井ダムによって造られた人造湖「恵那峡」

大井ダムによって木曽川がせき止められて人造湖ができました。そちらは恵那峡(えなきょう)と呼ばれており、桜・紅葉・奇岩を楽しむための遊覧船も出航しています。桜の開花も迫っていますので、大井ダムと併せてぜひ観光をお楽しみください。


【大井ダム・恵那峡】

住所:岐阜県恵那市大井町字奥戸

約6年後には水中に沈む「丸山ダム」

  • 大規模な工事中

丸山ダムは岐阜県八百津町にあります。このダムは高さが約100mもあるのですが、なんと約6年後(2029年度完成予定)には更に20mほど高くなる予定なのです。現在、丸山ダムでは大規模な工事が行われており「新丸山ダム」として生まれ変わるのです。それに伴い、現在の丸山ダムはダム湖の中に沈んで見られなくなるという、日本でも珍しいダムとなっています。

現在は写真下の方の水位ですが、新丸山ダムに生まれ変わると写真中央の目印の辺りでダムの運用がされるとのことです。これだけ水位が上がると、ダムだけでなく景色も大きく変わるでしょうから、ぜひとも現在と未来の姿を見比べたいものですね。


【丸山ダム】

住所:岐阜県加茂郡八百津町八百津 

ダムの上部を車で通行可能「小里川ダム」

小里川(おりがわ)ダムの魅力はその形状です。2004年に完成した比較的新しいダムで、デザインにも力が入っています。コンクリートに丸みを持たせることで、自然と調和しているように感じます。さらに、ダム堤体の上は自動車が通行できるようになっているのです!


車やバイクでダムの上を通行できるなんて、ロマンがありますね。


また、小里川ダムの隣には巨大水車が目印の「道の駅 おばあちゃん市・山岡」があります。ドライブやツーリングの休憩で小里川ダムへ寄るのも良いですね。

小里川ダムでは堤体の内部を見学することができます。一般人がダム内部に入る機会はほとんど無いと思いますので、小里川ダムへ観光に来た際にはぜひ内部見学してみてください。ダム堤体内部は1年を通して気温が一定になっており、夏には天然のクーラーのように涼しくて気持ちが良いですよ。


ダム堤体内部見学の開館時間は11:00~16:00、休館日は月曜・年末年始(祝祭日の月曜は開館)となっています。


さらに、小里川ダムは今年20周年を迎えるので特別なイベントが開催されるかもしれません。2023年12月には「キラキラライトアップのダムカード」が特別に配布されていたそうです。私も欲しかった…。今後は大注目していきたいと思います!


【小里川ダム管理所】

住所:岐阜県恵那市山岡町田代1565-21

岐阜県でインフラツーリズムを楽しんでくださいね

岐阜県には今回紹介したダム以外にも、多くの個性的なダムがあります。昨今では「インフラツーリズム」という言葉も造語されるくらいに、公共の土木施設を観光する流れがあるらしいのです。皆さんも岐阜県に来た際は、今回紹介したダムを中心にインフラツーリズムを楽しんでくださいね。


最後になりますが、岐阜県には総貯水容量が日本一の「徳山ダム」もありますよ!

この記事のレポーター

ちゃんた(2021年度~2023年度)
ちゃんた(2021年度~2023年度)
岐阜在住歴40年の“ちゃんた”です。三児の父であり週末は家族で岐阜県内の公園などで楽しんでいます。趣味は愛車のクロスカブ(原付二種)で県内をツーリング。中濃や東濃の絶品グルメ&絶景を探索中です!

記事一覧

岐阜県のジョギング・ウォーキングコース6選
岐阜県のジョギング・ウォーキングコース6選
more
馬籠宿の”一人旅におすすめグルメ”6選
馬籠宿の”一人旅におすすめグルメ”6選
more
岐阜県美濃加茂市に人気パン屋がオープン!「mills by TruffleBAKERY」
岐阜県美濃加茂市に人気パン屋がオープン!「mills by TruffleBAKERY」
more
子供の遊び場!岐阜の大きい公園3選
子供の遊び場!岐阜の大きい公園3選
more

関連記事

いま読まれている人気記事

岐阜に新たな観光スポット「岐阜城楽市」がオープン!
岐阜に新たな観光スポット「岐阜城楽市」がオープン!
岐阜に新たな観光商業施設「岐阜城楽市」が誕生しました。
場所は金華山の麓。岐阜公園です。
工事中、何度もここを通り、時にはバスの窓からチラッと様子が見えたりして楽しみにしてました。
岐阜公園は子どもの頃から行っていた場所ですが、昔はここに図書館や動物園、水族館があったと聞いた事があります。その時から何度も進化し続けている岐阜公園は、歴史ある城下町に誕生する「現代の楽市楽座」として、「『岐阜』を嗜み、OMOTENASHI(おもてなし)を堪能する」をコンセプトにした商業施設です。
信長公が現代にいたら、こんな風に賑わいを持たせたんだろうな!と思いながら取材しました。
more
岐阜のソウルフード「冷やしたぬきそば」のお店5選
岐阜のソウルフード「冷やしたぬきそば」のお店5選
僕は麺類が好きでラーメン屋さんによく行きますが、岐阜でロケの日は、スタッフの皆さんと蕎麦・うどん屋さんへ行くことが多いです。最近はパスタ屋さんかと思うほど斬新なトッピングの店もあり、トマトやレモン、明太子、鳥南蛮がサラダと共に麺の上に乗っていたりするから驚きです。でも、これが美味しいんです!
ただ、周りのお客さんを見渡すと、やっぱり「冷やしたぬきそば」を注文される方がほとんど。寒い時でもなぜか冷やしたぬきそばなのです。
この”冷やしたぬきそば”、岐阜のソウルフードと呼ばれています。
具材は至ってシンプルで、そば・天かす・甘辛く煮た揚げ・刻みねぎ・辛味なワサビが基本。そこにそのお店ならではのトッピングがあり、麺とつゆもそれぞれの店の独自性があります。
今回は岐阜市にある様々な冷やしたぬきそばのお店をご紹介します!
more
岐阜でしか買えないオススメお菓子|お土産にもオススメ!
岐阜でしか買えないオススメお菓子|お土産にもオススメ!
岐阜駅は、旅行帰りに立ち寄る人はもちろん、地元の人にとっても日常的に使う便利な場所です。

そんな駅には、岐阜ならではの素材や技を生かした魅力的なお菓子が数多く並んでいます。昔ながらの定番から、パッケージや味わいに工夫を凝らした新しいスイーツまで、普段のおやつにも手土産にもぴったり。

この記事では、そんな岐阜駅で手に入る「岐阜でしか買えないお菓子」を私の目線でランキングにしました。地元の方も訪れる方も楽しめる、とっておきの味をご紹介します。
more

オススメのPick Up 記事

南濃みかんがつなぐ!あったかストーリー
南濃みかんがつなぐ!あったかストーリー
冬の南濃町を訪れると、やわらかな日差しを受けて山の斜面に広がるみかん畑が目に飛び込んできます。岐阜県海津市南濃町で育まれてきた「南濃みかん」は、寒さが深まる頃にこそ甘みを増す、とっておきの冬の恵み。

その始まりは明治初め、郷土を思う一人の人物の志からでした。南濃町出身の伊藤東太夫さんが「暮らしを少しでも豊かに」と願い、みかん栽培に挑んだことが、この地の風景と人々の営みを大きく変えていきます。

今では、道の駅「月見の里南濃」で味わえる蔵出しみかんや、みかんを使ったお土産、近くの温泉「水晶の湯」とともに、南濃町の冬の楽しみが広がっています。

旬を迎えた南濃みかんと、今話題のスイーツを巡る、甘くあたたかな南濃町の旅へ出かけてみませんか。
more
百花繚乱「ぎふ灯り物語2026」
百花繚乱「ぎふ灯り物語2026」
今回6回目の開催となる
「ぎふ灯り物語2026」
回を重ねるごとにどんどんバージョンアップしているライトアップイベントが、
今回はさらにパワーアップして見所満載で開催!
なんと、今年は来場者の方に
手持ち提灯の無料プレゼントもあります!

「ぎふ灯り物語」は、ぎふ長良川の鵜飼のオフシーズンに、魅力的なナイトタイムエコノミー(夜間の消費を増やし地域経済を活性化)創出のため、国の伝統的工芸品に指定されている「岐阜和傘」、「岐阜提灯」等を用いて地域経済を活性化させる為に2021年から続いている岐阜市ならではのライトアップイベントです。
魅力が詰まった「ぎふ灯り物語2026」を
ご紹介させていただきます。

毎回大好評のプロジェクションマッピングや手持ち提灯の配布、キッチンカーの出店などその他関連イベントや連携イベントも多数開催されています。
詳しくは、公式サイトをご覧下さい。




◆開催期間◆
令和8年1月17日(土)から令和8年2月1日(日)まで

◆開催時間◆
午後5時30分 から 午後9時 まで
(最終入場/午後8時30分)

◆開催場所◆
岐阜公園/岐阜市大宮町1
正法寺/岐阜市大仏町8

◆チケット◆
【大人(大学生以上)】
平日:前売り券1,600円、当日券1,700円
土日:前売り券1,800円、当日券1,900円
【中学生・高校生】
平日:前売り券1,300円、当日券1,400円
土日:前売り券1,600円、当日券1,700円
【小学生以下・障がい者等】無料
当日券(会場販売)もありますが、チケット売場は混雑が予想されますので、お得な前売り券のお求めがオススメですよ

◆アクセス◆
・公共交通機関
「JR岐阜駅」または「名鉄岐阜駅」から岐阜バスで「長良橋方面行き」または「市内ループ線左回り」で約15分。
「岐阜公園・岐阜城」バス停降りて直ぐ

・自動車
東海北陸自動車道「岐阜各務原I.C」から約20分または東海環状自動車道「岐阜I.C」から約15分で岐阜公園駐車場へ

※駐車場には限りがありますので、公共交通機関のご利用をオススメします
(土日の岐阜公園周辺は交通渋滞が予想され、駐車するまでに2時間以上かかる場合があります)
more
美濃焼と歴史、隠れ宿。今行きたい東美濃スポットガイド
美濃焼と歴史、隠れ宿。今行きたい東美濃スポットガイド
岐阜県の東側に位置する「東美濃エリア」は、美濃焼の産地として知られ、歴史情緒あふれる城下町や隠れ家のような温泉宿が点在する旅情豊かな地域です。日常を彩る器との出会い、戦国の面影を感じる山城めぐり、自然に抱かれた静かな湯の時間など、訪れるたびに新しい魅力に目が向きます。ものづくり、歴史、温泉と、旅の目的を自由に設定できる東美濃。今回は、この地を初めて訪れる人にもリピーターにもおすすめしたいスポットを、テーマ別にご紹介します。
more