地元レポーター発!旅のコラム

今年も進化した「ぎふ灯り物語2024」!岐阜市ならではのライトアップイベント

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
投稿日;
今年で4回目を迎える「ぎふ灯り物語2024」(2024年1月20日~1月28日開催)。
楽しみにしており毎年見に行っています。
年ごとに少しずつ違ったしつらえなので、今年はどんな感じなのか期待が膨らみます。
夏に開催される鵜飼や花火大会のイメージが強い岐阜市ですが、冬の夜も素敵なのです。
岐阜の伝統工芸である岐阜和傘や岐阜提灯をふんだんに使った、贅沢なライトアップを見に来てください。

【岐阜公園 光の冠木門~光の参道】

「ぎふ灯り物語」の会場内は有料です。チケットはインターネットや宿泊施設で購入できますが、会場でも購入できます。

わかりやすいのがメイン会場である岐阜公園内の冠木門(かぶきもん)前。テントの中で販売されているのですぐに見つけられます。

 

織田信長公居館跡の入口に建つ冠木門に近づくと、門の奥に見える階段でプロジェクションマッピングが行われており、わくわく度が増してきます。

すぐに門をくぐりたいところですが、まずは門の前で撮影するのがおススメ。撮影タイミングを見計らいながら先へ進むのですが、水が流れてくる様子など、どんどんプロジェクションマッピングの映像が変わって思わず足を止めてしまいます。

門の横から出るスモークの演出もカッコいいので、ぜひ見てみてください。


階段を上っていくと、昨年の階段の両サイドに和傘がたくさん置かれていた演出に代わって、今年は道のプロジェクションマッピングが5倍くらい長く続いていました。

余分な灯りがなく、集中して見ることができます。

様々な色と形に変わっていく光景と一緒に見える三重塔の対比に、新しいものと古いものが重なる面白さを感じました。

良い写真が撮れるスポットですので、色々な角度から撮ってみてください。

【岐阜公園 織田木瓜】

織田信長公は7つの家紋を持っていましたが、その中でも有名なものの1つが「織田木瓜(おだもっこう)」。

三重塔が見えるこの位置に紋が映されており、思わずここでも写真を撮ってしまいました。

どこにあるか、探してみてください。

【岐阜公園 幻光の滝】

少し暗くて細い道を上った先に、山から流れてくる水のように傘が並んでいました。

幻想的なサウンドに合わせ、光の当たり方や色が変化していく様子がとても綺麗です。

広い場所に設置してあるため、見る場所を変えると違った光景を楽しむことができます。移動しながらじっくり見てみてください。

遠くから写真を撮るのもいいですが、近くから撮るのもおススメです。


僕は写真が趣味なので、たくさんの方の写真が見たいです。同じものを撮っても、その人の感性によって全然違う仕上がりになるのが写真の醍醐味。

ぜひ会場で写真を撮り、SNSでハッシュタグ「#ぎふ灯り物語」を付けて投稿してください。どんな写真があるか探しに行きます!

【正法寺 岐阜大仏&岐阜提灯】

岐阜公園から岐阜大仏までは徒歩5分程度。岐阜市歴史博物館を目指して歩いて行くと、看板があるのでわかりやすいと思います。

岐阜大仏は高さ13.7mで、日本三大大仏のひとつとして数えられています。大イチョウを直柱として、骨格は木材で組み外部は良質の竹材と粘土で造られ、その上を一切経で糊張りし、漆を塗り金箔を置いて仕上げたものです。

大仏の胎内には薬師如来がまつられています。38年の歳月を費やして完成した岐阜大仏は、乾漆仏としては日本一の大きさです。


こちらの会場は岐阜提灯がメインです。大仏と提灯がマッチし、幻想的な写真を撮ることができます。

昼に来ることが多い岐阜大仏ですが、夜も趣が深いです。

岐阜大仏の歴史に触れていただけると嬉しいです。

【ぎふ灯り物語2024概要】

会場は寒いので、暖かい服装でお越しください。階段や石畳もありますので、歩きやすい靴での来場をおすすめします。

また、温かいスープの販売所があります、ぜひお立ち寄りください。


ぎふ灯り物語2024

開催期間:2024年1月20日(土)~1月28日(日)

開催時間:午後5時~午後8時30分まで(最終入場 午後8時)

開催場所:岐阜公園(岐阜県岐阜市大宮町1)、正法寺(岐阜県岐阜市大仏町8)

入場料:大人(大学生以上)1,000円、中学生・高校生 500円、小学生以下無料

駐車場:岐阜公園・有料駐車場

【関連イベント】

関連イベント「駅とまちを光でつなぐ杜のイルミネーション」(2023年11月17日~2024年2月25日)も見に行ってほしいです。

JR岐阜駅周辺がイルミネーションで彩られます。天気が良い日には、岐阜提灯や岐阜和傘がイルミネーションされた綺麗な空間が出現します。

ぜひこの機会に行ってみてください!

この記事のレポーター

永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
永田 薫(MAG!C☆PRINCE)
1996年10月6日岐阜県岐阜市生まれ。岐阜市プロモーション大使。飛騨市観光プロモーション大使。
ボーイズグループMAG!C☆PRINCEのメンバーとして、東海地方を中心に活動中。
テレビやラジオ番組・舞台などで、活躍の場を広げている。

記事一覧

岐阜に新たな観光スポット「岐阜城楽市」がオープン!
岐阜に新たな観光スポット「岐阜城楽市」がオープン!
more
岐阜のソウルフード「冷やしたぬきそば」のお店5選
岐阜のソウルフード「冷やしたぬきそば」のお店5選
more
岐阜駅から歩いて行けるモーニング 10選!!
岐阜駅から歩いて行けるモーニング 10選!!
more
岐阜の美しい景色!夜景5選
岐阜の美しい景色!夜景5選
more

関連記事

いま読まれている人気記事

岐阜に新たな観光スポット「岐阜城楽市」がオープン!
岐阜に新たな観光スポット「岐阜城楽市」がオープン!
岐阜に新たな観光商業施設「岐阜城楽市」が誕生しました。
場所は金華山の麓。岐阜公園です。
工事中、何度もここを通り、時にはバスの窓からチラッと様子が見えたりして楽しみにしてました。
岐阜公園は子どもの頃から行っていた場所ですが、昔はここに図書館や動物園、水族館があったと聞いた事があります。その時から何度も進化し続けている岐阜公園は、歴史ある城下町に誕生する「現代の楽市楽座」として、「『岐阜』を嗜み、OMOTENASHI(おもてなし)を堪能する」をコンセプトにした商業施設です。
信長公が現代にいたら、こんな風に賑わいを持たせたんだろうな!と思いながら取材しました。
more
岐阜でしか買えないオススメお菓子|お土産にもオススメ!
岐阜でしか買えないオススメお菓子|お土産にもオススメ!
岐阜駅は、旅行帰りに立ち寄る人はもちろん、地元の人にとっても日常的に使う便利な場所です。

そんな駅には、岐阜ならではの素材や技を生かした魅力的なお菓子が数多く並んでいます。昔ながらの定番から、パッケージや味わいに工夫を凝らした新しいスイーツまで、普段のおやつにも手土産にもぴったり。

この記事では、そんな岐阜駅で手に入る「岐阜でしか買えないお菓子」を私の目線でランキングにしました。地元の方も訪れる方も楽しめる、とっておきの味をご紹介します。
more
映画『ブラック・ショーマン』岐阜ロケ地めぐり|郡上と苗木城、“名もなき町”の舞台へ
映画『ブラック・ショーマン』岐阜ロケ地めぐり|郡上と苗木城、“名もなき町”の舞台へ
2025年9月12日に公開された、福山雅治さん主演の映画『ブラック・ショーマン』。東野圭吾さんの人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』を原作に、福山さんが殺人事件に挑む一流マジシャンを演じています。
全国各地で撮影が行われた本作の中でも、物語の舞台「名もなき町」として印象的に描かれたのが、岐阜県の郡上市と中津川市。昨年の紅葉の季節に撮影された映像では、清流と城下町が織りなす郡上八幡の風景や、山城・苗木城跡の雄大な眺望が美しく映し出されています。今回は、そんな映画の世界を彩った岐阜のロケ地をめぐります。
more

オススメのPick Up 記事

お気に入りのうつわを見つける!多治見「本町オリベストリート」
お気に入りのうつわを見つける!多治見「本町オリベストリート」
多治見市の観光スポットの一つ「本町オリベストリート」は、歴史の趣が色濃く残る風情あるエリアです。

明治初期から昭和初期にかけては美濃焼の陶磁器問屋が軒を連ね、多治見の商業の中心として大いに賑わいました。

約400m続く街道沿いには、当時の商家や蔵をリノベーションした建物が並び、美濃焼の専門店をはじめ、おしゃれなショップやギャラリー、カフェへと生まれ変わっています。

また、多治見が舞台のアニメ「やくならマグカップも」にも登場し、ファンの間では“聖地”の一つとして知られています。戦国武将であり茶人として知られる古田織部の自由で斬新な精神を現代の街づくりに取り入れたオリベストリート。さっそく散策へ出かけましょう。
more
岐阜の美しい景色!夜景5選
岐阜の美しい景色!夜景5選
冬になると夜に外に出掛けたくなります。寒いけど、いろんな景色がいつもと変わるからカメラ好きにはウズウズしてくる季節です。岐阜の夏は鵜飼もあるけど、冬の夜もいい。
大好きな季節にカメラを持って出かけてみました。
今回は、岐阜のおススメ夜景です。
岐阜駅を中心として車で行ったり、歩いて行けるところをピックアップしてみました。
more
飛騨高山 東山文化にふれる旅~歴史を巡る 東山寺町と東山遊歩道(前編)~
飛騨高山 東山文化にふれる旅~歴史を巡る 東山寺町と東山遊歩道(前編)~
岐阜県観光連盟職員で高山市出身の池田です。
今回は、我が地元、我が誇り 東山寺町(東山寺院群)・東山遊歩道を巡る旅を紹介します。

【こんな方におすすめ】
高山市の歴史・文化にふれたい人
寺社・寺社建築(飛騨の匠の技)に興味がある人
ふるさとの魅力を再発見したい高山市民
more