地元レポーター発!旅のコラム

東白川村サビロ谷で渓流釣りに挑戦!

透 千保
透 千保
投稿日;
岐阜県の東部に位置する「加茂郡東白川村」。

岐阜県で1番小さな村ですが、標高1,000m級の山々と村の中央を流れる白川が自然豊かな風景を作り出し、「日本でもっとも美しい村」連合に加盟しています。

そんな清流白川の支流の一つ、サビロ川(左広川)で、渓流釣りにチャレンジしました。

釣りは初めてなので、どうなることやら。ワクワクドキドキの体験記です。

それでは、大漁を願って、エイ、エイ、オー!

サビロ谷渓流フィールド

今回お世話になったのは、東白川村で様々な自然体験プログラムを提供している特定非営利活動法人「青空見聞塾」。この周辺を「サビロ谷渓流フィールド」と呼んでいるそうです。


初心者でも本格的な川釣り体験ができる、釣った魚を炭火で焼いて食べられる、とのことで楽しそう!手ぶらで気軽に参加できるのはいいですね!!

もちろん、釣り道具一式は貸してもらえます。釣り竿についている釣り糸に、目印と重り、そして釣り針を付けた道具を「仕掛け」というのですね。ふむふむ。インストラクターの方が渓流釣りの方法や注意点などを解説してくれます。


釣り糸には針がついているので慎重に扱います。大きく振って隣の人に引っ掛けたりしないようにする、ハチやマムシなどの野生生物に気をつけることも大切です。

そして、餌となる「イクラ」のつけ方を教えていただき、いよいよフィールドへ!


石段を降りるとすぐ下に渓流が流れています。川の近くにはマイナスイオンが溢れているのか、ひんやりして癒される感じが。


開始時刻は10時40分。8匹のマスが勢いよく放流されました。渓流釣りのスタートです。

私でも釣れる?渓流釣り初体験

釣り竿を持っても何だかぎこちない感じですが、張り切っていこうー!


早速、釣り針に餌をつけます。イクラの先に針が出るように、しっかりと固定します。

マスは川の中層を泳ぎながら、上流から川面を流れてくる虫などの餌を喰い上がる習性があるそうです。その習性を利用して、水面から10~20㎝ほどの深さを川の上流から下流に向かって餌を動かします。


マスに怪しまれないように、川面に落ちた虫が流れるように、自然に動かすのがポイントです。


30分ほどしてアタリ(手応え)があったのですが、ビックリして竿を勢いよく持ち上げたので、逃げられてしまいました。竿の上げ方を「合せ」というそうですが、合せるタイミングが難しいですね。

場所を変えて30分ほど経つと、また糸を引く動きが!慎重に合わせて引き上げます。


竿がしなり、強い力で持っていかれそうな所を踏ん張ります。

今度はうまくいきました!


ゆっくり岸に引き上げて無事ご対面。初めての釣果に感動!

一匹も釣れなかったらどうしようと思っていましたが、これでお昼ごはんの魚をget!


魚の釣り針を何とか外して、逃げられないように川の中の網に入れます。

釣りを始めて2時間くらい経った頃、インストラクターの方が見に来てくれて、釣り竿の動かし方や岩の影など狙うようにとアドバイスをもらいました。


その言葉どおり、岩の影にチラッと魚の姿を見つけて糸を垂らしたところ、すぐに強いアタリが。見事に釣れました!これでお昼ごはんの魚が2匹に。


私って釣りの天才?!釣りは人と魚の駆け引き、といいますが、その極意がほんの少し分かったような。


その後も魚影を見つけて糸を垂らしたのですが、なかなか釣れません。


この日の最高気温は37度。あまりに暑いと、魚も食欲がなく餌を食べないそうです。時刻は13時過ぎ。お腹も減ってきたので、これで満足してランチタイムにすることにしました。

釣った魚をクッキング

沢から戻ると、バーベキューセットが用意されていました。まずは、火をおこします。


大きめの炭で壁を作るように配置し、小さな破片を真ん中に入れて種火を付けます。

火をおこしている間に、釣った魚を調理します。まずは、インストラクターの方が魚の横腹に庖丁を入れて内蔵を取り出すお手本を見せてくれます。見よう見まねで私もやってみます。


なるべく魚を上から押して体積を広げるようにとのことで、内臓や血合いを取り除くことができました。魚の腹の中はよく洗っておきます。

そして、串打ちです。魚を焼いた後、串から魚が抜け落ちるのを防ぐため、串を波打つように刺します。


最後に塩を振って完成です。片面10分ほど焼いていきます。

魚だけでは寂しいので、他の材料を持ち込んでもよいとのこと。


岐阜の郷土料理「鶏(けい)ちゃん」を作るため、タレにつけ込んだ鶏ちゃん用の鶏肉とキャベツを焼きます。焼きそばもいいかも。

いい香りが漂ってきました。う~ん、おいしい!自分で釣った魚を野外で食べるのは格別です。本格的な渓流釣りは難しく、初心者は一匹も釣れないことが普通だとか。


ここでは、マスを放流してもらえるお陰で、初心者の私でも楽しめました。それでも、自然そのままの渓流での釣りは、野趣に溢れています。


渓流釣りは、9:00~17:00まで。時間制限はありません。同じ時間にお客さんが殺到しないように予約制となっています。予約してからお出かけ下さいね。


さまざまな自然体験プログラム

渓流釣りの他にも、沢登りをする「シャワークライミング」体験もあります。


身体を水に慣らしてから上流まで行き、帰りは沢を滑り降りてくる約2時間のコース。気持ちよさそう!

特定非営利活動法人「青空見聞塾」のメンバーの皆さんにお話を伺いました。


左から、副理事長の安江 栄太朗さん、理事長の村雲 辰善さん、デンマーク出身の国際ボランティア、Frederik Haagensen(フレデリック・ホーエンセン)さん。


「青空見聞塾」は、2005年、岐阜県東白川村の豊かな自然を通して子供たちの行動力や協調性の育成を図ることを目的にスタート。


現在では、自然体験プログラムに加え、社員研修などの人材育成プログラム、アグリツーリズム、ヘルスツーリズム、総合型地域スポーツクラブとして地域の健康経営、また持続可能な地域づくりなどへの取り組みも行なっています。

子どもの頃から自然体験をすることで、川との安全な付き合い方も学べるそうです。インストラクターの方々がレスキューやファーストエイドのレクチャーをしながら付き添います。


私も、渓流釣りを通して、自然の豊かさや地域の魅力を守り伝える方々の熱意を感じました。渓流釣りは、秋になっても楽しめます。静かな山里で釣り糸を垂らすのもおすすめですよ。


◆サビロ谷渓流フィールド

住所:岐阜県加茂郡東白川村神土1962番地

TEL:0584-81-7462

FAX:0584-78-2055

受付時間:9:00~15:00

体験時間:9:00~17:00

体験期間:4月1日~10月31日

駐車場:あり




この記事のレポーター

透 千保
透 千保
岐阜市出身・在住。
フリーアナウンサー、ビジネスマナー講師。
公共交通機関の案内アナウンスも担当。
海外渡航歴21カ国。ニュースや番組取材を通じて得た岐阜の魅力を、多くの方にご紹介します。

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