地元レポーター発!旅のコラム

ここは秘密基地?入口がピラミッド!「ヤマザキマザック工作機械博物館」が楽し過ぎた件

ちゃんた(2021年度~2023年度)
ちゃんた(2021年度~2023年度)
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まるで秘密基地みたいな博物館が美濃加茂市にあります。この記事では、こちらの施設の魅力である「圧倒的な秘密基地感」「職員さんによる、機械愛が溢れる解説」「子供が喜ぶポイント」に分けてお伝えしていきます。

この3つを楽しんで!

初めに、ヤマザキマザック工作機械博物館の魅力について。この博物館を楽しむためには、大きく分けて次の3つが重要だと感じました。


「圧倒的な秘密基地感」

「職員さんによる工作機械愛が溢れる解説」

「子供が喜ぶポイント」


これこそが、この博物館の大きな魅力です。では、順に説明していきますね。

圧倒的な秘密基地感を味わう

博物館の広い駐車場に、ポツンと現れる三角のピラミッド。ここは入口専用のガラス張りピラミッドで、博物館は地下にあるのです。このピラミッド内には受付があり、検温などを済ませます。その時に「今から秘密基地へ潜入するんだ」と、自分やお子さんに言い聞かせてください。きっとワクワクが止まらなくなるでしょう。でも安心してください。地下には、その期待を裏切らない空間が待っていますよ。


さあ、地下博物館へ入っていきましょう!

汽笛を鳴らせ!巨大な機関車が現れる

エレベーターで地下2階まで下りると、そこには地下とは思えないくらい広大な空間がありました。広いだけでなく天井も高いのです。その地下空間を少し歩くと、突然、巨大な機関車が現れました。地下に機関車ですよ?まさに秘密基地に相応しい。この大きな機関車を、どうやって運び入れたのだろう。


そして、この記事を読んでいる方で、機関車の汽笛を鳴らしたことがある方はいるでしょうか?なんとこの機関車、お客さんが汽笛を鳴らせます。貴重な体験ですね。大きな音で迫力がありました。

本物の飛行機まで。本当に秘密基地なのでは?

館内には、蒸気機関で動いていた工作機械から最新のレーザー加工機まで、時代を追って様々な展示がされています。その時代のデザインがあり、質感があり、カラーがある。機械が好きな人から見るとまるで美術館です。おっと、そんな事を考えながら歩いていたら本物の飛行機が出現。地下秘密基地と飛行機は相性抜群ですね。


ここまでが秘密基地感を楽しむポイントでした。次は、「職員さんによる機械愛が溢れる解説」についてです。

工作機械愛が溢れる解説に身を委ねる

こちらで働く職員さんは、恐らくヤマザキマザックで定年を迎えた熟練の職人さんや、機械産業全体に詳しい管理職の方だと思います。それゆえに、工作機械への愛と知識が深いのです。やはり愛や熱意のある人の話を聞くのは楽しいですね!職員さんの熱意ある解説に、耳だけでなく身を委ねて何も考えずに館内を楽しんでみてはいかがでしょうか?


※最新のレーザー加工機は必見です。職員さんにお願いすれば、きっと実演をしてくれますよ。動きのスピードと、鉄を切り裂くレーザーの威力に驚くと思います。

  • 最新レーザー加工機の実演

子供が喜ぶポイント

最後に「子供が喜ぶポイント」について。うちの3人の息子が特に楽しそうにしていたのがこちらです。

大画面のタッチスクリーンで、ゲーム感覚で鉄を加工してロボットを作っていきます。皆さんのスマホを館内のWi-Fiにつなげておけば、 最後には自分が作ったロボット画像をダウンロードできますよ。

60分で完成!やっぱり楽しい「モノづくり体験」

続いての子供が喜ぶポイントは、ワークショップです。作れるのは3種類で、難易度が高い順に「文鎮(ぶんちん)」「自転車の置物」「写真立て」から選べます。写真立ては、パーツを小さいボルトで留めるだけなので小さいお子さんでも大丈夫でしょう。


モノづくり体験をする部屋は広く、作業テーブルがいくつも並んでいます。その作業テーブルの上には数種類の工具が綺麗にセットしてあり、無意識のうちに製作意欲が湧いてきました。教えてくれる先生は金属加工のスペシャリストで、優しく教えてくれましたよ。出来上がる作品は本格的な質感で子供たちも大満足!

子供たちの感想の声

ちゃんた
今日はどうだった?
モノづくり体験は難しかったかな?
子供たち
楽しかったよ!ロボットを作るゲームが楽しかった!
秘密基地にいるみたいでワクワクした!レーザーの機械が格好いい!

モノづくりは難しかった所もあったけど、上手にできて嬉しかった!

親の私の感想は、職員さんの解説が楽しかったのと、ワークショップで子供たちの真剣な姿を見れたことが嬉しかったです。

ヤマザキマザック工作機械博物館の概要

ヤマザキマザック工作機械博物館はいかがだったでしょう?

下記のVISIT岐阜(観光予約サイト)のリンクから予約すると、「入館料」「特別ガイドツアー」「モノづくり体験料」がセットになった特別プランがあります。予約無しで行くと、職員さんによる解説が聞けない可能性(館内が混雑している場合など)もありますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。


住所:岐阜県美濃加茂市前平町3-1-2

電話番号:0574-28-2727

営業時間:10:00-16:30 (最終入場は16:00まで) 

休館日:月曜日および年末年始

※月曜日が祝日の場合、火曜日が休館日となります 

駐車場:無料駐車場有

入館料:以下のとおり


大人高校生・大学生
小学生・中学生
500円300円200円(未就学児は無料)



岐阜のワークショップ、こちらもあります!

この記事のレポーター

ちゃんた(2021年度~2023年度)
ちゃんた(2021年度~2023年度)
岐阜在住歴40年の“ちゃんた”です。三児の父であり週末は家族で岐阜県内の公園などで楽しんでいます。趣味は愛車のクロスカブ(原付二種)で県内をツーリング。中濃や東濃の絶品グルメ&絶景を探索中です!

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